ミュータント・ニンジャ・タートルズ3 作者:みかえるはーと 掲載誌:コミックボンボン

コミックタートルズ みかえるはーと
あらすじ
ニューヨークを悪の手から守る正義のヒーロー・タートルズ。そんなタートルズの家は骨とう品集めが趣味のエイプリルがアンティークショップで買い漁った物で足の踏み場もない。そんなエイプリルのコレクションの中から埃まみれの錫杖を発見し、エイプリルは錫杖に吸い込まれて代わりにケンシンという男が現れる。
ケンシンの代わりに戦国時代に行ってしまったエイプリルを助ける為にタートルズは錫杖の力で戦国時代へ。タートルズがタイムトラベルした場所はケンシンの父・ノリナガという武将が領地拡大の為に戦をしていた。奪われた領地の中にはミツ姫というケンシンの恋人の領地がありミツ姫の父はノリナガに殺害されていた。戦国時代にはカッパ四天王という言い伝えに存在するカッパがいてタートルズはそのカッパ四天王に間違えられ、供にノリナガを討ってほしいと請われる。初めは元の時代に戻りたい為渋っていたタートルズ(エイプリルはとにかく戻りたがっていた)だが、なしくずしにノリナガと戦う事に。
ノリナガと背後にいた武器商人ウォーカーとホウィットを倒したタートルズは無事元の時代に帰る事ができた。そして、またまたエイプリルがアンティークショップから古い写真を買ってきた。そこに写っていたのはケンシンとミツ姫と2人の赤ん坊の写真だった。
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旧実写3作目のコミカライズで、コミックボンボンで掲載されたタートルズの漫画では唯一単行本化されている『ミュータント・ニンジャ・タートルズ3』です。基本のストーリーは旧実写ですがコミック1巻分という事もあって所々省略されている代わりに漫画オリジナルのキャラが出ています。ちなみに映画のコミカライズですが、キャラクターのビジュアルは旧亀になっていてどちらかというと旧亀+旧実写のコミカライズといった方が良いかも
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映画との違い
・映画では短気なラファエロですが、コミック版では短気な面はほとんど見せず旧亀よりの性格です。また児童向けコミックという事もあってか駄洒落好きのボケキャラとして描かれています。
・映画ではケイシーと瓜二つで最終的にウォーカーと対決したホウィットはコミック版では完全な悪役として描かれケイシーとの外見はあまり似ていないのでケイシーのそっくりさん設定は削除された様子。
・映画ではミツ姫に恋をして終盤で戦国時代に残ると言い出したミケランジェロですが、コミック版ではミツ姫への恋心はあるもののミツ姫に復讐を止めたり戦国時代に去る際にケンシンは戻ってくるから大丈夫と声をかけるなど思いやりのある性格に描かれています。
・コミック版にはオリジナルキャラクターとして鉄(くろがね)銀(しろがね)というノリナガの部下が登場します。技を繰り出す際に必殺技を叫ぶなど少年漫画らしい戦いが描かれています。
・映画では初めは村の人に恐れられていたタートルズが戦いやヨシの救助を通して受け入れられる過程が描かれましたが、コミック版ではタートルズは村の救世主カッパ四天王という扱いの為初めから人々はタートルズに好意的です。またヨシは登場しません。
・コミック版ではノリナガの正体は2等身というギャグ展開がされています。正体が明らかになった後はタートルズに身体になってほしいと請うなどギャグキャラクターに。
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古い漫画な上に版権問題もあって再販は絶望的な漫画ですが、ネットショップや中古本屋で探せば見つかるかもしれないので見つけた際は是非読んでみてください。ボンボンはタートルズの漫画が何度か掲載されていますがこの漫画以外は単行本化がされていません。この漫画が面白かっただけに読んでみたいんですが、読む方法は国会図書館で雑誌を探して読むしか方法はないんですよね……。何かの機会で単行本化されないかなぁ。