SKET DANCE  作者・篠原健太  掲載紙・週刊少年ジャンプ

スケットダンス1巻

 

何か困ったことがあったらいつでも言って来てくれ

 

 

開盟学園高等学校には学園生活支援部、通称「スケット団」と呼ばれる部活が存在する。部活内容は学園の生徒の相談を聞いたり悩み事を解決する事。しかし、ただでさえ依頼は来なくてスケット団は部室でグダグダする毎日。おまけにたまに来る依頼人は一癖も二癖もある人ばかりなうえに依頼内容も変なのばかり。
ギャグあり・謎解きあり・感動あり。何でもありの漫画SKET DANCEを紹介します。
主人公は藤崎佑助ことボッスン。ゴーグルを装着する事でけた外れの集中力を発揮して様々な依頼を解決させるスケット団のリーダーです。手先は器用でスリリングショットの命中率はピカイチ。だけど他のキャラと比べてイマイチキャラが薄いいじられ役です。しかし、同時に困ってる人や仲間の為に全力を尽くす熱い心の持ち主で周りの人から慕われてます。
スケット団のメンバーには関西出身で元ヤンの鬼塚一愛(おにづかひめ)ことヒメコにある事情から常に音声合成ソフトで会話する頭脳明晰の笛吹和義(うすいかずよし)ことスイッチ。2人とも普段はボッスンをいじったりしていますが、本当はボッスンの事を心から信頼している頼りになる仲間です。

ギャグ漫画だけあって出てくるキャラクターは皆強烈なキャラクターばかりで、出るだけで漫画全体の作風を変えてしまう少女漫画家志望の早乙女浪漫(さおとめろまん)にヴィジュアル系バンドを愛しすぎて日々の言動もヴィジュアル系っぽいフレーズを好む伊達聖士(だてきよし)など、例をあげたらキリがない程濃い面々です。そんな癖のあるキャラとスケット団のメンバーの掛け合いがテンポが良くて面白いです。
基本はギャグ漫画ですが、結構ミステリーのような謎解き要素もあり、作中の何気ない描写や言葉が伏線になっていて集中モードのボッスンがその謎を解き明かす話も今作の大きな特徴ですね。またスケット団のメンバーは今は明るいですが、過去には悲しい出来事で心に傷を負っていてその話がスポットに当たる時は普段のギャグとは違うシリアスで重い展開になります。特にスイッチが話せない理由は作者も読者から批判が来るのを覚悟していたくらい悲しい理由です。
けど、そんなシリアスにも真っ向から挑んで過去を乗り越える場面を描いたからこそこの漫画は人気になったんだと思います。