ONEPIECE  作者:尾田栄一郎  掲載誌:週刊少年ジャンプ

ONEPIECE
海賊王におれはなる!!!
あらすじ
“海賊王”ゴールド・ロジャーが処刑間際に遺した言葉がきっかけで数多の男達が海を出て海賊を目指し“大海賊時代”が幕を開けた。
フーシャ村というイーストブルーの片田舎に住む少年、モンキー・D・ルフィも海賊に憧れる少年の1人。ルフィは村に滞在する気の良い海賊シャンクス海賊団とその船長の赤髪のシャンクスと親しくなっていた。そんなある日、シャンクス海賊団が持っていた不味い果実を食べたルフィ。その果実とは“悪魔の実”と呼ばれ食べた者に特殊な能力を与える代わりに海に嫌われ一生泳げない・海に入ると力が出ず能力も出せないという海賊にとっては致命的な弱点を与える果実だった。ルフィが食べた実はゴムゴムの実と言って全身がゴムのように伸びる体になった。
そんな体になっても海賊への夢を捨てないルフィだが、村の山賊にシャンクス海賊団がバカにされた事に腹を立てて山賊に喧嘩を売り、報復として海に投げ込まれる。あわや死にそうになったルフィを助けたのはシャンクスだった。しかし、代償として彼は左腕を巨大魚に食われてしまう。村を去るシャンクスはルフィにトレードマークの麦わら帽子を被せ、立派な海賊となってこれを返しに来いと言う。
それから10年、17歳になったルフィは海賊として村を旅立つ。数多の冒険と戦いを重ねるルフィの周囲にはいつしか強い絆で結ばれた仲間がいた。
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ジャンプで長らく看板漫画として君臨しており、2009年に公開された作者尾田栄一郎先生がシナリオ・キャラデザインなどを手掛けた『ONEPIECEFILM STRONG WORLD』が大ヒットした事から社会現象にまでなり幅広い世代に愛される冒険漫画『ONEPIECE』の紹介です。
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何でもありの大冒険
本作は主人公のルフィがひとつなぎの大秘宝(ワンピース)を見つけて海賊王になるという目的があり、その冒険の最中で多くの島を訪れます。
その島のバリエーションは豊富で砂漠の国から雪の国、空に浮かぶ島に人魚や魚人が暮らす魚人島、他にもまだ原作ではルフィ達が訪れていませんが巨人族が住むエルバフにワノ国などの島や国の存在が示唆され新しい島の話になる度に新しい世界が広がります。
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少年漫画の王道
尾田先生は本作を少年のものとして描いており、作風は少年漫画の王道を行っています。
奇想天外な島・そこで出会う人や動物との絆・強敵との戦い・ギャグシーンも感動シーンも描かれ特にルフィとその仲間達との友情やキャラクターの過去は思わず泣いてしまうシーンが多いです。
中でも私が好きなのはアーロンパーク編で仲間になった当初はルフィを裏切るつもりで実際に裏切ったナミを連れ戻す為にナミの故郷ココヤシ島を訪れたルフィ達。そこでは魚人海賊アーロン一味に支配された村の姿でした。ナミはアーロンから故郷を取り戻す為にアーロンの許で泥棒家業をやっていたもののその想いを踏みにじられ涙を流し自傷行為に走るナミ。それを止めるルフィにも八つ当たりするナミですが、そこでナミは初めてルフィに助けを求めます。このシーンがONEPIECEで一番好きなシーンなんですよ。
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ワンピースの正体は?Dの一族とは?
本作では重要なキーワードとして“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”“Dの一族”があります。ワンピースとはただの財宝ではなく世界がひっくり返る代物であること、Dの一族とはDの意志を継ぐものであるらしく、ルフィを初め複数のDの一族が登場しています。この他にも空白の100年など気になる秘密も多数存在し、ファンの間では活発に考察や想像が行われています。
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壮大な世界観と謎に満ちたキーワードの答えが描かれるのは恐らく物語の完結編。インタビューではすでに完結編の構想は完成しているのでその完結編がとんでもなく気になりますが、ジャンプのドル箱である本作が完結するのは随分先の話になりそうです。未完で終わるのだけは勘弁なので先生集英社には頑張っていただきたい。