MOTHER3  開発:任天堂 東京糸井重里事務所 HAL研究所 ブラウニーブラウン 販売:任天堂

MOTHER3

奇妙で、おもしろい。そして、せつない。
あらすじ
物語の始まりは悲劇だった。
全てが謎の島・ノーウェア島にある唯一の島・タツマイリ村。この村では村の人達は皆助け合って暮らしてきた。この村の住人のヒナワという美しい女性とその息子で双子の兄弟やんちゃな兄のクラウスと泣き虫で引っ込み思案な弟のリュカはヒナワの父でありクラウスとリュカの祖父のアレックの家に遊びに来ていた。
その頃、村で家族の帰りを待っていたヒナワの夫でクラウスとリュカの父フリントは森で火事が起きたという知らせを受けて森に住む親友のライタとその息子のフエルを助ける為に森に入る。そこでフリントが目にしたのは奇妙に変わり果てた動物達の姿だった。狂暴になった動物達は人を襲い、動物達を大人しくさせながらフリントは親友親子の救助に成功する。
しかし、村に戻ったフリントはある残酷な真実を知る。それは、最愛の妻ヒナワが何者かに改造されたメカドラゴによって殺害されたという事だ。ショックで暴走するフリントは一時的に刑務所に収容される。父が刑務所に入っているうちにクラウスは母の仇をとろうとメカドラゴに単身立ち向かう。クラウスを止めようと後を追いかけるフリントはその先で豚のようなマスクを被ったブタマスクの集団、そしてメカドラゴに遭遇する。メカドラゴはブタマスクの手によって狂暴なキマイラに改造されて自分の意志に反して暴走していたのだ。メカドラゴを倒し、最期に正気を取り戻したメカドラゴは一筋の涙を流す。その傍らにはメカドラゴの子どものドラゴが悲し気に鳴いていた。
メカドラゴを倒したもののクラウスは見つからず、後悔の念に駆られたフリントはその後、ヒナワの墓参りとクラウスの捜索に全てを費やすようになり周囲から心を閉ざすようになった。

そんな中、タツマイリ村にヨクバという行商人が現れ、村の人達に幸せとはなにか、自分達は今の生活に満足していいのかと声高に演説をして村の人達に『シアワセのハコ』という物を広げていった。ヨクバの手により村は文明的に発展していくのだが、その過程で村の人達は何か大事なものを失いつつあった。
ヒナワの死から3年後、泣き虫だった少年リュカは見違える程たくましく、しかし父への複雑な想いと兄に対する後悔を背負って笑顔を見せない少年に育っていた。
リュカは男でもない女でもない人でも魔物でもない謎の存在・マジプシーからリュカにはドラゴンの針を抜くことができる力を持っている事を告げられる。7本ある針を抜いた時、ドラゴンは永い眠りから目を覚まし、世界に大きな変革が訪れるという。
ドラゴンの針を抜く旅をしていくうちにリュカとその仲間達はやがて世界と人々の真実を知ることになる。

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MOTHERシリーズ完結作にして、開発から発売までおよそ12年かかった奇跡の作品です。その残酷で重いシナリオからファンからは賛否両論ですが、その奇妙な世界観と残酷さの中にある暖かく優しい物語とシュールなギャグセンスを好むファンも少なくありません。よくも悪くもプレイヤーの感性と想像力任せのゲームなのでプレイヤーによっては全く違う評価になるというゲームです。