MOTHER  作者:久美沙織  出版社:講談社


あらすじ
やっぱりあたしがついててあげなくちゃ――不思議な力を持つ少女アナは、スポーツ万能のケン、天才科学少年のロイドと一緒に、地球の危機を救う闘いに立ち上がる。マジカントの国の女王、クィーン・マリーの助力を得るため、世界中に散らばった8つのメロディを探す3人に、宇宙人の魔手が忍び寄る。恐るべき敵の正体とは…?
糸井重里入魂の超大型RPGを完全小説化!(カバー裏より)
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FCから発売された『MOTHER』の公式ノベライズ版の紹介です。情報量の少ないFCゲームである事と執筆が開発途中のROMを情報源に書いている事もあってかなりゲームと内容が変わっており
・主人公がアナ(作者の久美先生はデビュー時は少女小説家)
・ゲームの主人公の名前はケン(ゲーム版ではデフォルト名なし。ニンテンが主流だけど人名にはちょっと不自然だからオリジナルネームは仕方ないか)
・ケンとアナの外見が大きく変わっていて、ケンは金髪碧眼・アナは黒髪ロング(当初は)
・ケンの性格がゲーム版では素直で明るい元気いっぱいの男の子という感じだったのが生意気でひねくれた乱暴、でも実は純情な性格に。そして戦闘機好きという要素も追加
・マジカントが少女趣味全開のピンクに満ちた世界という描写。まぁゲームもピンク色強かったけど。
・テディが登場せず代わりにミュージシャンのジョーが登場
・ゲームでは地球から去ったギーグが小説版では死亡したと取れる(これは解釈によりますが)
また、性描写を暗喩するような描写が多数あり、終盤ではアナが妊娠したととれる一文があります(ゲームでは主人公は12歳・アナは11歳。小説版では2人の年齢はあがっているのでしょうか?)
などゲームとは雰囲気やキャラクターが大きく違っているため、ファンからは賛否両論が激しい作品です。個人的には読んでみた感想としてはこれはこれで面白い、だけどジュブナイルものとして性描写が多いのは少しいただけない。って感想でした。
現在は絶版になっていて紙版を探すのは難しいですが電子書籍専門サイトの『電子書店パピレス』でMOTHER2のノベライズ版共々購入することが可能です。kindleでも配信してくれたらAmazonでも買えて楽なんだけどなぁ。