magico  作者:岩本直輝  掲載誌:週刊少年ジャンプ

健やかなる時も
病める時も
命を懸けた
棘の道を
歩く事になっても――
あらすじ
魔法が存在する世界。魔法都市・鷹の眼王国(ホークアイ)で国王の結婚式が行われようとしていた。国王の花嫁は田舎からやってきた少女・エマ。実は彼女は生まれつき黒魔女(エキドナ)と呼ばれる500年に一度誕生する魔力を秘めた結晶を心臓に宿す娘で、国王や街の男達を魅了したのはその魔力の為だった。
国王に迫られたエマを救ったのはシオン・エリファス・レヴィ。幼いながらも『紫銀の箒使い』の異名を持つ西方三賢者の1人である魔術師だ。黒魔女の力の所為で命を狙われる事になったエマ。シオンは黒魔女の力を無くす為の儀式をエマに提案する。
それはシオンとエマが結婚し、ふたつの魂が強化して繋がる事で黒魔女の力を封印する『魔女結婚儀(マジコ)』という儀式だ。エマは普通の人間に戻る為にシオンと共に儀式に挑む。
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今回紹介するのは『magico』です。黒魔女の力を秘めた少女・エマと素直じゃないけど弱い人の為に動く正義感の強い魔法使い・シオンのラブコメあり、バトルありの作品です。
ジャンプでは珍しく、主人公とヒロインが2話という序盤で結婚し夫婦という間柄になるストーリーで、またシオンが1話の段階でエマに一途な恋心を寄せてエマも当初はシオンを命の恩人としてではあるものの強い信頼感を抱き、そんな2人のほのぼのとしたカップルっぷりが描かれています。お色気描写も多少ありますが、純情でラッキースケベ的な場面に遭遇したら鼻血を出してしまう奥手のシオンと物心ついた時から閉じ込められて育ったゆえに羞恥心が薄いので人前で服を脱ぐ事に抵抗の無いエマのリアクションの差が面白いというか可愛らしいというか。
ラブコメとしては主人公のシオンが初めからエマに一途ってのが良いですね。男性向けのラブコメにありがちな多数のヒロインが主人公を好きになると言う展開はあまり好きではないので。
ジャンプ漫画で8巻と健闘したものの打ち切りに。しかし、物語としては綺麗にまとまってますし、また岩本先生の新連載がジャンプで読めるといいですね。