東京BABYLON  作者:CLAMP  掲載誌:サウス→月刊ウィングス

東京バビロン
あらすじ
「あなたは東京が嫌いですか?」
皇昴流は人々を呪いや怨霊から守る陰陽師一族の若き当主。優しく繊細な彼を見守り励ます、明るい双子の姉の北都。皇家に敵対する強大な力を持ち、かつ残忍な暗殺集団といわれる桜塚護の一族で獣医師の桜塚星史郎。絶対に相容れない一族同士のはずが星史郎は常に昴流と行動を共にし、優しく振舞う。果たして彼の真意は……。奇妙な組み合わせの3人が、東京を舞台に活躍する怪奇ファンタジー。(ウィキペディアより)
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今回紹介するのは『東京BABYLON』です。ファンタジー要素が強いCLAMP先生の作品にしては珍しく社会派ドラマの要素も込められていて、いじめ・大人に殺害される子ども・不倫・枕営業・老人の孤独・臓器移植などといった現実でもある出来事をテーマに陰陽師の主人公皇昴流が苦悩しつつも当主としての責務を果たし、同性である桜塚星史郎(さくらづか せいしろう)を愛する(恐らく恋愛感情で。CLAMP作品で同性の壁はあってないようなものですし)も桜塚の本性は冷酷なもので彼の心を破壊し、廃人となった昴流を救う為に双子の姉の皇北都(すめらぎ ほくと)は命を落とす。最後は姿を消した桜塚を追う昴流という形で物語は幕を下ろし『X』へと続きます。全体的に重々しく、暗いラストで終わるので色んな意味で読むのに体力気力が必要な作品です。
『X』よりも時系列が前の作品で昴流と桜塚の結末はXに続きますが、この漫画だけでも物語としては完結していて今から読むならXは読まずに本作だけで良いかもしれません。Xは様々な事情で休載中となっているので今から読むと続きがきになってしまうけど読めない漫画なので。