今回は週刊少年ジャンプ・週刊少年サンデー・週刊少年マガジン・週刊少年チャンピオンと日本の名だたる週刊少年雑誌に連載経験を持つ漫画家、鈴木央先生の紹介と先生の作品の1部を紹介していきます。
少女漫画の影響による華やかで繊細さと格闘技好きからくる熱いタッチを併せ持つ特徴的な画風もさることながら、鈴木先生と言えば漫画家の中でもトップクラスの速筆であり、これまでの漫画家人生の中でアシスタントは幼馴染であり現奥さんの女性一人だけ(漫画家になりたい少年とそれを見守る幼馴染の少女。大人になって漫画家として仕事を支えるうちにいつしか結婚。これだけでも1作の漫画が描けそうですね)しかも、アシスタントに任せる仕事はベタとトーン処理だけで、モブや背景は先生自身が描いているから驚き。そういった仕事量の上で1度も原稿を落とさないうえに週に2日は休みを取れるらしいですので、もう驚きです。作業風景とか見てみたいです。
【作品紹介】
『ライジングインパクト』 掲載誌・週刊少年ジャンプ

 

 

ライジングインパクト1
小学生4年生のがウェイン・七海(ななうみ)が女子プロゴルファー、西野霧亜と出会いゴルフの楽しさに目覚めたガウェインがプロゴルファーを目指す物語。
ファンタジー漫画が描きたかった先生ですが、当時ジャンプにスポーツ漫画が無かったことと当時の担当がゴルフ好きという事で連載されたゴルフ漫画です。小学生と21歳のヒロインが最終的に結婚までするというジャンプ、というか少年誌では珍しいですよね。これは先生の趣味らしいです(笑)あと、少女漫画好きの血が騒いだのか作中では多くのカップルが誕生しました。
本作は1度打ち切りになったにも関わらず、読者の根強い人気により連載再開を果たしたというジャンプでは極めて異例のケースを辿っています。しかし、最後は打ち切りで終えるという2度打ち切りになった稀有な作品です。
『UltraRed』 掲載誌・週刊少年ジャンプ

 

 

ウルトラレッド1

 
主人公の皇閃(すめらぎせん)の戦いを描いた格闘漫画。先生の好きな格闘技をテーマにした作品ですが、残念ながら短期打ち切り。この作品を最後に先生は週刊少年ジャンプを去り作品の発表の場を他誌に移す事になります。
『ブリザードアクセル』 掲載誌・週刊少年サンデー

 

 

ブリザードアクセル1

 
優秀な兄達ばかり気にかけて自分には一切興味を示さなかった両親の許で育った北里吹雪。そんな境遇で育った為に極度の目立ちたがり屋になったが一握りの友人や理解者以外には気にかけてもらえない日々を送っていた。ある日たまたま立ち寄ったスケート場でフィギュアスケートを知り、四回転半のジャンプを飛んだことでその場にいた客達から歓声を受けたことでフィギュアスケートの道を進む。
フィギュアスケートを題材にした先生2度目のスポーツ漫画。先生の画風とフィギュアスケートという題材がぴったりだったと個人的には思います。ただ、同誌の『焼きたてジャパン』の影響か演技を見たキャラがオーバーなリアクションを取るのはちょっとマイナス……。
『金剛番長』 掲載誌・週刊少年サンデー

 

 

金剛番長1

 
愚直とも言えるほどスジを通す事に拘る金剛晄を戦いを描いたバトル漫画。

新作をファンタジー漫画にしようと打ち合わせをしている話が脱線して番長ものになってしまったというバトル漫画。細かい理屈は完全無視で勢いと熱さを重視した勧善懲悪ものです。
『ちぐはぐラバーズ』 掲載誌・週刊少年チャンピオン

 

ちぐはぐラバーズ1

 
血の繋がらない姉弟・天原爽と無心。姉に恋してしまった自分に悩む無心だったが、ある日爽に婚約者が現れて……。
血の繋がらない姉弟の恋愛と剣道バトルを描いた本作。上巻・下巻の全2作の短期集中連載作品です。
『七つの大罪』 掲載誌・週刊少年マガジン

 

七罪1

 
リオネス王国には七つの大罪と呼ばれる伝説の騎士団があった。しかし、七つの大罪はある事件により指名手配の身となり、その後王国は聖騎士の横暴により荒れていた。第3王女エリザベスは国を救うために単身七つの大罪を探す事を決意し、彼らを探す旅に出ていた。その先で出会った1人の少年。彼こそが憤怒の罪(ドラゴン・シン)のメリオダスであった。
アニメ化もされた先生最大のヒット作です。長らくファンタジー漫画を描きたかった先生の1番のヒット作がファンタジーものっていうのは何か感慨深いですね。