今回紹介するのは少年誌・女性誌・青年誌・GL誌(GLとは女性同士の恋愛を扱ったジャンル。別名:百合)など幅広く活動する金田一連十郎先生とその中からいくつかの著作を紹介します。ちなみに連十郎という名前ですがこれはペンネームで金田一連十郎先生は女性です。
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1996年に『ジャングルはいつもハレのちグゥ』でデビュー。翌年月刊少年ガンガンで初連載。なお、デビュー時は高校生で16歳。なので17歳で漫画連載をしていたという事になりますね。月刊誌とはいえ高校生が商業誌で連載なんてびっくりですね。
2002年からは『ジャングルはいつもハレのちグゥ』以外にも掛け持ちで連載をするようになり、以来多数のジャンルで新作を発表しています。
金田一連十郎先生の作風としてはデフォルメされたポップな絵とは裏腹に登場人物に重い設定やドロドロした人間関係を持ったキャラが多数登場し、少年誌ではシリアスになりそうな展開をキャラのハイテンションなノリとギャグにしてしまい、他の女性誌や青年誌では作品によって違いはあれどその問題にきちんと向き合います。なのでハレのちグゥのノリを期待して作風の違いに戸惑ってしまうかも。
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『ジャングルはいつもハレのちグゥ』のちに『ハレグゥ』になる 掲載誌:月刊少年ガンガン

ジャングルはいつもハレのちグゥ

あらすじ
ジャングルで暮らすハレ。母と2人暮らしをしていた彼の家に身寄りのない美少女グゥがやってきた。グゥの美貌に胸を弾ませるハレだったが、翌日の朝にはグゥの顔つきは一変、美少女の事には似ても似つかない顔つきになっていた。
奇想天外な言動と怪しげな技を使うグゥや個性的通り越してアクの強い面々に今日もハレは振り回されるのだった。

『ライアー×ライアー』 掲載誌:デザート

ライアー×ライアー

あらすじ
血の繋がらない弟の恋愛遍歴に巻き込まれ続けて苦労してきた大学生の高槻 湊(たかつき みなと)は友人の家で見つけた高校のブレザーを見つけ遊び半分でそれを着用して外出したところ弟の高槻 透(たかつき とおる)に見つかってしまう。誤魔化す為に咄嗟に別人を装っていたら、透から携帯の番号を渡される。なんと透は義理の姉のそっくり(だと思っている)少女に一目惚れをしたのだ。

『ニコイチ』 掲載誌:ヤングガンガン

ニコイチ

あらすじ
須田真琴(すだ まこと)は大学生の時に年上の恋人を事故で亡くした。悲しみに暮れる須田の前に恋人の子供・崇が現れる。ショックを受ける須田だが恋人を亡くしたショックを癒せるのならと崇を引き取る。しかし、幼い子供は母の死を理解できず泣くばかり。その為須田は母の代わりになるために崇の前で女装をするようになり、以来崇の前では女性として、会社では男性として生活する二重生活を送っていた。
ある日、須田は女装状態で電車に乗り、その車内で気になっていた女性・藤本菜摘(ふじもと なつみ)が痴漢に遭っている光景を見て助ける。
男の時の須田は嫌われていて女の時の須田には気に入られているという事実に悩む須田。そんな須田に藤本は女性の時の須田に告白をする……。