掲載誌:週刊ヤングジャンプ

アタシ、
今はとっても
しあわせよ

あらすじ
ルチア・オンゾーネがまだ子供だった頃のお話。彼女は裕福な貴族の娘として産まれ贅沢三昧の何不自由ない暮らしを送っていたが、父親は傲慢な男で領民から税を搾り取るなど圧政を強いていたので領民から暴動が起きルチアは聖(セント)メリエッラ教会に身を寄せる事になった。貴族としてのプライドもあってルチアは教会の仕事は全然しなかったし他の孤児たちも大嫌いだった。他の孤児たちもルチアの事が嫌いでルチアはいつもいじめられていた。
教会には引き取り手がいない子供は14歳になったら教会を出なくてはいけないという決まりがあった。父親は迎えに来ず、焦るルチアだったが今更皆と一緒に仕事をすることはできなかった。
そんな時、ルチアはいつも1人でいる少女・ベッラと親しくなる。更に父からの手紙も来て喜ぶルチアだったが、それからすぐに父親が領民に殺されたという知らせを受ける。正真正銘の1人になったルチアの傍にはべッラがいた。家族を失い教会の仕事をさぼってきたルチアには何もない。ある日、ルチアはシスターからベッラはすでにこの世にいない存在だと聞かされる。ベッラは100年前に親が迎えに来ない寂しさに耐えかねて池に身を投げて亡くなった。けれど、ルチアはベッラがこの世の存在ではない事にとうに気づいていたし、そんなことどうでもよかった。
14歳になるルチアは自分の行く末に絶望してべッラと同じように池に身を投げる。この死に方をすればベッラの呪いと思われて死ねる。そう思った。
結果的にルチアは死ねなかった。例えみじめな末路がまっていようとも生きようと決めた。教会を出たルチアはぶっきらぼうだが優しい男と共に生きるようになる。大人になったルチアは寄付金をもって教会を訪れる。ベッラはまだ成仏しておらずその後もルチアのように池に身を投げる子供がいた。しかし、池に身を投げた子供はベッラ以降誰も死んでいなかった。
根拠はないけれどルチアには確信があった。
“子供を呪い殺す悪霊”だなんて
思われたいハズないわ
ルチアはベッラが命を落とし自分もそこで死のうとした池に、父から貰った最下位の目印のコインを投げ入れた。
***
我がままなルチア。みんなから嫌われているけど読者視点で読むとどこか憎めない女の子です。ベッラは未だ成仏できていないけど、もしかしたら自分と同じように寂しさから身を投げる子供を助けているのかも。
教会を出たルチアが共に暮らす男の人はルチアの雇い主でしょうか? それとも養父的な存在? おまけページのぶっきらぼうな優しさが良い。