掲載誌:ミラクルジャンプ

はよう
春が来ると
エエのう

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平和に暮らしていたカムリとヤマウバ。だけどヤマウバに山の神を育てるという使命がかかり、2人は結果的に別離。長い時間心は離れていたけど山の神の誕生でまた2人は一緒になるお話。
ハッピーエンドだけど、千年生きるヤマウバはこれからも生き続けるでしょうしもしカムリが死んだらヤマウバはどうなるんだろうと考えるとちょっと切ないかも。少年から大人へ成長してもヤマウバの許を離れず閉じた世界で暮らすカムリの事を考えるとなんだか仄暗い気持ち。
ツッコミどころというほどでもないんですが、冒頭でヤマウバの子と恐れられいじめられていたカムリが里で物を売ったり買い物してたのがなんだか違和感。そんなにこわがられていない? 回想シーンからカムリをいじめた子供にヤマウバがなんらかの手段で仕返ししたけど、それならヤマウバの子に近づいたらヤマウバが来るともっと恐れられそうなのに。
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ちょっと腐女子っぽい感想になるんですが


多分本作のヤマウバとカムリの関係は疑似親子なんでしょうが、ぶっちゃけ夫婦にしか見えませんでした。
卵を抱えた事で自由を奪われカムリに当たるヤマウバが妊娠してホルモンバランスが崩れて荒れる妻にもDV夫にも見えましたし、口は利かないけど面倒は見るカムリがなんか夫に愛想尽かしてるけど離婚はしない妻に見えました。
ラストの大人になったカムリが自立せずヤマウバと暮らすのは親子として読むと「うん?」と思うけど崩壊した夫婦がまた元さやに戻るお話と捉えると納得しちゃうんですよね。
というか、カムリがヤマウバにキスするシーンあたり福島鉄平先生もある程度狙っていると思う。