研修医なな子  作者:森本梢子  掲載誌:オフィスユー

研修医なな子
あらすじ
K大学医学部付属病院第2外科の研修医・杉坂なな子はドジな所もあるが、日々の治療や解剖実習、研究成果を発表する学会デビューなどを経験しながら成長していく。(ウィキペディアより)
***
今回紹介するのは『研修医なな子』です。外科医というハードな職場をコミカルに、しかしきちんとした取材をもとに描かれたリアルな医療漫画として評価が高く、時代の流れで今とは違う部分もありますが今読んでも面白く医療関係者なら共感できる作品だと思います。
主人公の杉坂なな子はドジだけど体力がありちょっとのことではへこたれないタフでそれでいて小動物的な可愛さを持つ女性。男社会の外科医の世界ではなな子みたいな女性は色々大変ですが彼女はそんな現状にもめげずに医師として成長していきます。
個人的に笑ったのは『医者程ドラマの中で良い奴悪い奴が極端な職業はない』これ初めて読んだときものすごく納得しましたね。確かに医者は主人公サイドだと患者を助けるために人生を捧げるヒーローですが、悪役サイドに回ると金のために患者を実験動物のように扱ったり賄賂を貰ったり極端ですよね(金田一少年の事件簿に出てくる医者は悪役サイドばっかり)
最終的になな子は立派な外科医となり経緯は省かれてますが先輩医師の緒方と結婚しています(あとがきによると森本先生は結婚に至る経緯や出産など描きたかったようですが、外科医のハードさを考えると描くのは無理だと判断したそうな)私は読んだとき同僚の研修医の荒巻がなな子に気があるような感じが初期から描かれてたので緒方と結婚したのは驚きました。
また私は読んでないのですが、なな子はどうも外科医から心療内科医に転身したらしいです。続編漫画というよりは心療内科医に転身したなな子が掲載誌のYOUの読者からの質問に答えるエッセイというスタンスらしいです。どうも転身には大人の事情が絡んでいるっぽいですね。