江戸の検屍官  原作:川田弥一郎  漫画版:高瀬理恵  漫画版の掲載誌・ビッグコミック

江戸の検視官
あらすじ
時はまだ科学技術も未発達な江戸時代。北町奉公所の同心(役人の事)北沢 彦太郎(きたざわ ひこたろう)は他の同僚に比べてまだ若いが非常に優秀な検屍の腕を持つ男だった。北沢は女好きでそれが許でトラブルを起こすが北沢に引けを取らない検屍の腕を持つ町医者・古谷 玄海(ふるや げんかい)と容姿端麗で生前の姿とは似ても似つかない死者の顔から生前の顔を再現できる絵の技術を持ち、しかし艶本や残酷絵(女性の裸体や性行為の絵)を描く風変わりな女絵師・お月(おつき)と共に江戸で起こる事件を解決していく。
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医療ミステリーはたくさんありますが、本作の舞台はなんと江戸時代。現在の検視官と違って本作の検屍官は解剖ではなく体の外側を観察して死因や犯人に繋がる証拠を探します。作中で語られる検屍の知識は『洗冤集録』という江戸時代に本当に存在した医学書から引用されているので当時はこういうやり方で事件の捜査をしていたのかもしれません。
私は小説ではなく漫画を読んだのですが、漫画は他のドラマや漫画ではマイルドに描かれている水死体の水膨れで醜くなった死に顔や首吊りの時に死体の下に糞尿がまき散らされる描写がハッキリ描かれていて中々エグい描写で、乳首陰毛も隠す事なく描かれています。エロメインの作品ではないとはいえ成人向け漫画に指定しなくていいのか少し不安になるくらいの描写です。とはいえその描写のおかげで作品内の描写の説得力が出ています。
今度機会があったら小説の方も読んでみたいです。