斉木楠雄のΨ難  作者:麻生周一  掲載誌:週刊少年ジャンプ

斉木楠雄の災難1
僕の名前は斉木楠雄
超能力である

あらすじ
容姿端麗・頭脳明晰に加えてテレパシー・瞬間移動・サイコキネシス・マインドコントロールなどあらゆる超能力を使いこなすあまりにも恵まれた力と才能を持つ超人斉木楠雄(さいきくすお)。しかし、彼はこの強大な力故に人生に達成感を得られずまた怪しげな組織に狙われていた事から周囲に超能力者である事を知られないように過ごしている(ちなみに容姿もマインドコントロールで平凡なものだと周囲に思わせている)
しかし、平穏に暮らしたい斉木だが、彼の周囲には本能だけで生きる粗暴なだが情に厚い燃堂力(ねんどう りき)典型的な中二病の海藤 瞬(かいどう しゅん)インフレ起こしてるレベルの美少女だが自意識過剰な内面を秘めている照橋 心美(てるはし ここみ)など強烈なキャラに囲まれ、また彼らに巻き込まれたり彼らが引き起こす騒動によって否が応にもその超能力を駆使するのだった。
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万能な超能力を持ちながら、その力をできるだけ隠して過ごそうとする少年、斉木楠雄のトラブル続きの日常を描いたギャグ漫画『斉木楠雄のΨ難』の紹介です。
本作はギャグ漫画ですが、特徴に主人公の台詞が始終モノローグで(喋れない訳ではなく喋る場面は省略されているのです)第四の壁(舞台の演者や創作物のキャラクターが自分が物語の中の存在である事を自覚してその上で観客や読者・視聴者に話しかける事)を破って読者に語り掛けているというスタイルな事でしょうか。ジャンプ系ではあまり見ないスタイルと思いましたが、ジャンプで他にあったかな?
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主人公の斉木楠雄はその気になれば世界を支配する事も人類を滅亡させられる力を持ちますが面倒を避ける為に周囲には超能力者である事を秘密にし、私欲でほとんど超能力を使う事はなく精々大好物のコーヒーゼリー関連で使う位です。
しかし、彼の周囲の人間はキャラが濃いだけでなくトラブルや事件を引き寄せるタイプの持ち主が多く、当初は彼らを疎みつつ仕方なしに彼らを助けるために超能力を使います。
この強大な力を持ちつつもあくまで人の為に使う所が好きですし、ひねくれているけど良いやつなんだなぁと思います。
周囲の人間も癖はあるもののどこか憎めなかったり良い所があったりで、徐々に斉木も彼らに心を開いていきます。
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ギャグ漫画というだけあって、奇抜な外見のキャラ・なんでもありのシチュレーション(無人島に遭難したりとんでもない豪邸が出てきたり)の本作ですが、何故か実写映画化が決定しました。アニメ化ならまだしもなんで実写化なんだろう?