大正処女御伽話  作者:桐丘さな  掲載誌:ジャンプスクエア

大正処女御伽話
あらすじ
時は大正。事故で右手の自由を失い、千葉の田舎で養生する青年・珠彦の元に夕月という少女がやってくる。彼女は、珠彦の世話をさせるためにと彼の父親が買ってきた嫁。世の中の全てに嫌気がさし、引きこもりの厭世家(ペシミスト)となり果てていた珠彦だが、天真爛漫で献身的な夕月と一緒に暮らすことで、少しずつ変わっていく――!(公式サイトより)
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大正時代の舞台にした恋愛漫画『大正処女(たいしょうおとめ)御伽話』の紹介です。
事故で母と右手の自由を失い、それによって父に見放されてしまった青年・珠彦が世話役兼女房として買われた少女・夕月(ゆづき)が互いに惹かれあっていく姿を描いた作品で、随所に大正時代の小話が載っているので大正時代に少しだけ詳しくなれます。こうして読むと大正時代って結構洋風の文化が日本でも定着してたんですねぇ。別作品の話になりますが『鬼滅の刃』だとまだそこまで洋風文化よりも和の雰囲気が強いので同じ大正時代を舞台にしても雰囲気が違うのが戦国時代・江戸時代を舞台にした漫画と違ってて面白いです。
不器用な性格で仏頂面、だけど実は結構スケベな珠彦と幼い外見の中に強い母性と包容力を秘めた夕月(実は巨乳。この時代はそれが魅力として映るのかは私には分かりませんが)のラブコメっぷりが可愛らしいんですが、珠彦の実家の家族関係の冷たさがなんだかシリアスで辛い展開を生みそうな予感。あんまりヘビーな展開にならないといいんですが。