名探偵コナン 銀翼の奇術師  監督:山本泰一郎  脚本:古内一成

銀翼の奇術師
運命だったのさ、俺たちの出逢いはな…
これが、運命なのか…
あらすじ
毛利探偵事務所に女優の牧樹里と彼女のマネージャーの矢口真佐代が訪れる。牧の元に怪盗キッドから「Romeo Juliet Victor Bravo! 26の文字が飛び交う中 “運命の宝石”をいただきに参上する」という予告状が届き、それは牧が所持しているサファイア『運命の宝石』の事で彼女は毛利小五郎に宝石をキッドから守るように依頼してきたのだ。宝石を守る為に牧が主演と座長を務める舞台に訪れるコナン達。そこに護衛として現れたのは工藤新一。もちろん本物ではない。素顔が工藤新一と瓜二つの怪盗キッドは大胆にも工藤新一に変装してコナン達の前に現れたのだ。
***
監督がこだま兼嗣監督から山本泰一郎監督にバトンタッチ(こだま監督は以降もコナンに携わっていません)し2012年まで劇場版コナンの監督を務めています(沈黙の十五分と11人目のストライカーは総監督という立場で静野孔文監督と2人体制です)その為こだま監督時代とは作風が変わっています。前半はコナンとキッドの攻防戦、後半は飛行機で起きた殺人事件と機長と副操縦士が意識不明になった事で飛行機が制御不能の事態となりコナンとキッドが協力して飛行機を操縦して乗客を救うパニックものになっています。
***
最大のライバルの前になりふりは構ってられない。
前半はキッドが新一に変装(というか髪型変えただけ)して蘭に迫る(といってもキッドには本命がいるので単にコナンをからかっていただけかもしれないけど)のでコナンはキッド逮捕だけでなくキッドを蘭に近づけさせない為に必死です。いつもの比ではないくらいのぶりっ子モードで蘭とキッドを2人きりにさせないようにしたり(その姿には元太と光彦が引くほど)2人の間に立って隣同士にさせないように徹する程。
蘭以外にもキッドを逮捕する為なら割とエグイ手段も取りビルの屋上から飛び降りて(事前にパラシュートを仕込んでいるとはいえすごい度胸)コナンを助けようとしたキッドに麻酔針を打ち込もうとしたり(空中で眠ったら下手すれば死亡する程の怪我負おうかもしれないのに。死なせないように考えてたのかなぁ?)相手の善意を利用するってそれ悪役のやる事だよコナン君(笑)
***
今回の探偵役はまさかの
殺人事件を解決しようとしたコナンはいつものように麻酔銃で小五郎を眠らせようとします。しかし、飛行機の揺れで狙いが外れ麻酔針は妃英理に刺さってしまいます。原作・アニメでは見れない眠りの妃として殺人事件を解決します。でも頭脳派で理性的な妃はお調子者の小五郎や園子と違って適当な誤魔化しは通じなさそうだけど、事件後に今回の出来事が掘り起こされたらコナンはどう言い訳したんでしょうかね? あんまり細かいツッコミはいれないで映画特別の演出と割り切るほうが良いでしょうか?