名探偵コナン  作者・青山剛昌  掲載紙・週刊少年サンデー

コナン1巻

 

江戸川コナン…探偵さ…
『日本の警察の救世主』『平成のシャーロック・ホームズ』と称される程の優秀な頭脳を持つ高校生探偵、工藤新一は黒の組織の取引現場を目撃した為に口封じに殺害される。しかし、その時使用した毒薬が未完成であった為に奇跡的に一命を取り留める。だが、その身体は小学生の頃まで小さくなってしまった。
隣人の阿笠博士の機転により探偵をしている父を持つ幼馴染の毛利蘭の家に居候し、江戸川コナンと素性を偽り周りの人間に正体を隠しつつ黒の組織の追う事になった。こうして彼と黒の組織との長い戦いが幕を開けた。

江戸川コナンと言えば今や日本で1番有名な探偵と言っても過言ではないんじゃないでしょうか? 今回は『金田一少年の事件簿』と並んで推理漫画というジャンルを確立させた漫画『名探偵コナン』を紹介します。
この漫画は1994年に連載を開始して連載20年目を迎える御長寿漫画ですが、ミステリーというただでさえネタに困りそうなジャンルを原作者をつけないで続けてこれたなぁとホントに関心してしまいます。ちなみに作者の青山剛昌先生は科学者の兄弟がいたり知人に警察関係者がいるそうで専門的な知識は彼らから聞いているそうです。

 

この漫画の面白さはアリバイトリックや密室殺人や暗号など多種多様の事件がテンポよく展開していてミステリーとしてはかなり読みやすい事。また何気ない事件の話でも実は後々の展開への伏線が散り場まれているので、その伏線が少しずつ回収されて黒の組織へと繋がっていくので読み返してみると「あの仕草にはそんな意味があったのか」「この言葉はそういう事だったのか」と発見があります。
そして何と言ってもコナンの売りと言えば推理漫画ながらラブロマンスにも力を入れている事。新一と蘭を初め作中では様々なカップルや夫婦が出てきます。中でも私のお気に入りは高木刑事と佐藤刑事の本庁恋物語シリーズです。最初は高木が佐藤に憧れる片思いから始まり次第に佐藤の方も高木に惹かれるのですが過去のトラウマから一歩踏み出せない佐藤。しかしある事件を経て2人の仲は親密になりついには恋人同士にまでなるのです。
黒の組織のボスの正体、組織の目的、物語はどういうラストを迎えるか。大好きな作品だけに早く終わりが見たい! と思いつついざ終わるときっとすごくさびしい作品。こういう読者がいるからコナンはずっと終わらないのかな(笑)