名探偵コナン 絶海の探偵(プライベートアイ)  監督:静野孔文  脚本:櫻井武晴

絶海の探偵

「それ、マズくね!?」
「限界突破! 究極のスパイミステリー」
「危険すぎる緊急ミッション!標的は日本全土!」

あらすじ
早朝、京都府の舞鶴湾で巡回中の海上保安官・倉田正明によって、自爆用の爆弾を積んだ1隻の不審船が発見された。
同日、舞鶴湾で海上自衛隊によるイージス護衛艦『ほたか』の体験航海が開催され、参加者の中には高倍率の抽選を当てたコナン一行も含まれていたが、不審船の騒ぎにより入艦の際の検査が厳しくなり、携帯電話も取り上げられてしまう。井上文忠航海長の案内の下、順調に航海スケジュールをこなしていくが、CICでの対空対戦戦闘の訓練が終了する直前に未確認物体が艦体へ接近し、艦内は物々しい空気に包まれる。航海長の機転により訓練であるとごまかすことができ、接近物も潮によって流されてきたただの廃船だったため、大きな混乱はなかったが、コナンは疑問を抱くようになる。
その後、船首を見学中にコナンは対空対戦戦闘の訓練中に1人で居た少年・雨宮勇気に声をかける。勇気や少年の父親と別れた直後、イージス艦には乗船していないはずの女性自衛官・藤井七海と遭遇する。藤井にどんな仕事をしているかコナンが尋ねると、みんなの食事をつくっていると言うが、階級章が1等海佐で、イージス艦では艦長クラスだと推測したコナンは、藤井を疑い、灰原に女性自衛官の写真を送り、藤井の所属先の調査を依頼する。調査を開始しようとするコナンとそうとは知らずトイレに行こうとするコナンに付き添う蘭は、トイレに行く道を間違え自衛官・笹浦洋介の左腕のみが発見された場面に遭遇してしまう。蘭が小五郎の名前を出して捜査協力を申し出る一方、コナンは大阪の平次に連絡し捜査の協力を頼む。その直後、外部との連絡が巡回中の海上保安官に発覚しそうになる。また、海上保安官の無線機でスパイX(エックス)の存在を知る。
平次は、若狭湾の造船場で、笹浦の左腕のない溺死体を発見し、首に血ではない赤い塗料が付着しているのに気が付く。そのころ、目暮警部を含む警察官たちも海上保安官らとヘリでイージス艦に合流して捜査を開始するが、海上自衛隊側は何かを隠している様子だった。その後、マイクロSDの抜かれた被害者の携帯電話が艦内で発見され、笹浦がイージス艦のデータを流用していたことが分かる。
艦長室で不審な行動をする藤井を見掛けたコナンは、藤井がパソコンに出したデータの一部を入手し、そのデータを衛星電波を介して阿笠博士に送る事で、衛星電波を感知した目暮警部たちを艦長室に呼び出すことに成功する。藤井たちは不審な行動を問われ、遂に重い口を開く。藤井は情報保全隊員で、某国のスパイXを逮捕するために乗艦していた。Xは、イージス艦の機密情報を手に入れるため侵入したが、マイクロSDは藤井が持っているのになぜそのことを言わないのかコナンは疑問を抱く。室内の通信機器を調べるために所持品を回収されそうになったコナンは、小五郎に盗聴器を付けてその場を立ち去る。
ヘリで京都府警の綾小路文麿とその部下・車折刑事が合流した。そのころ平次は阿笠博士と合流し、灰原が赤い塗料の鑑定をした結果、赤い塗料はTBT(船の塗料)と分かり、笹浦の胴体は海流によって流されたわけではなかったことも分かる。また、コナンが送ったデータはイージス艦のデータの一部と分かり、そのデータは笹浦がネットのクラウドサービスに1度保存し、後で携帯のデータカードにコピーしたものであることも分かる。コナンは、なぜ笹浦が、イージス艦の情報を民間のクラウドサービスに保存したのか疑問を抱く。
コナンは小五郎に付けた盗聴器の会話から、笹浦が今朝5時半頃日の丸の旗をふっているのを観光船の職員が目撃したことを知る。また、笹浦がイージス艦のデータを流したことが分かった。
対空対戦戦闘の訓練が終了する直前に未確認物体が艦体に接近する騒ぎで艦長がCICに来て艦長室が無人だと推理したコナンは、勇気の父親がXだと気付き、直ちにXに会いに行く。コナンは、Xに船が揺れた時に艦長室に居たと言い、雨宮さんと言った時すぐ振り向けなかった事と、勇気の薬は塗り薬ではなく飲み薬である事、そして勇気はアトピーではなく食物アレルギーだと言いXを追い詰める。コナンは、ボール射出ベルトからボールを出そうとするが、小五郎の名刺のせいで転んでしまう。周囲に参加者が居たおかげで殺されずにすんだが、勇気にお父さんが殺されると言われ、Xを追うのを一旦やめる。
勇気を取り返したXは、立ち入り禁止のエリアを2人で歩いている所を蘭に目撃され、更に話し掛けて来た蘭に対し勇気がこの人はスパイだと真実を明かしてしまう。蘭は、Xと戦うことになるが、卑怯な手を使ったXに負けてしまい、海に落とされる。そのころ平次と和葉は、関西国際空港で竹川を探しており、和葉は竹川を見付ける事に成功するが拳銃を突き付けられる。
コナンは、ボールを蹴りXに当ててXを無事逮捕、平次もかすり傷こそ負ったものの竹川を逮捕することができた。その後、阿笠博士からの連絡を受けたコナンは、小五郎に麻酔針を撃ち、笹浦を殺したのは、倉田だとの推理を披露する。容疑者も捕まり、一件落着と思いきや、勇気がスパイと戦ってから蘭が消えたと口にし、Xも女性を口封じのために海に落としたと自供する。
一行はヘリを出して蘭を探すがなかなか見付からない。日没の5時になると海水の温度が下がるので、タイムリミットはあとわずかと言う時に、コナンは光彦が蘭に渡した電波時計のことを思い出す。電波の受信は午前と午後の5時ジャストだと光彦が言うので、電波探知装置を用意するが、反応はなかった。それでも一行は懸命に捜索を続け、時間が経った頃に電波の感知に成功する。ヘリの操縦士には海水の反射で要救助者が見えないと言う状況に陥るが、蘭は小五郎の金の名刺に反射して光っていると考えたコナンの指示により、無事に蘭を発見することができた。(ウィキペディアより)
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今回紹介するのは『名探偵コナン 絶海の探偵』今作は前作まで総監督だった山本監督がテレビアニメの監督に復帰した事で静野監督初の単独監督コナン映画であり、脚本にはあの『相棒』の脚本を手掛けている事で知られる櫻井武晴が初のアニメ映画脚本を担当しました。その為、国家テロや小五郎の説得シーン殺人事件の真相など相棒を思わせるような雰囲気やストーリー展開になっています。
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今回コナン達の前に立ちふさがるのはテロリストX(恐らく日本人かアジア系だと思いますが、さすがにここら辺を掘り下げるとややこしい事になるので深くは語られません)Xと蘭の戦いが描かれるのですが、蘭は検討したものの海に落とされます。……テロリストって事は相当な訓練を受けている筈。そんなテロリストと互角に渡り合える蘭ってどんだけ強いんだろう……? あと、蘭より強いであろう京極真や前田聡(闇の男爵殺人事件で登場した元空手日本チャンピオン。現役を退いてなお蘭の蹴りを躱せる)はこのXよりも強いという事。京極が日本にいれば日本の防衛は安心だなぁ……。
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ゲスト声優は女優の柴咲コウさん。私は芸能人の吹き替えやアニメ声優は大嫌いなのですが(当たり外れの外れくじが多すぎる)柴咲さんは女優だけあって本職の声優にも引けを取らない実力を見せてくれて作品内で全く浮くことなく安心して見る事が出来ました。