ヤング ブラック・ジャック  原作・手塚治虫  脚本・田端由秋  漫画・大熊ゆうご  医療監修・後藤伸正  協力・手塚プロダクション  掲載紙・ヤングチャンピオン

ヤングブラック・ジャック1

 
間黒男 22歳
彼が後に神の腕を持つ“ブラック・ジャック”と呼ばれることをまだ誰も知らない

 

時代は1968年。苛烈を極める外国の戦争・国内で激しさを増す学生運動。そんな揺れ動く日本に1人の男がいた。男の名前は間黒男。彼は医師免許を取得する為に大学で医学を学ぶ医学生である。人並み外れた医療の技術を持つ間の許に今日も救いを求める声が届く。
マンガが好きな人で知らない人はいないと言っても過言ではない“漫画の神様”手塚治虫先生。膨大な作品数を誇る先生の中でも今なお人気の高い『ブラック・ジャック』
本作はこの無免許の名医ブラック・ジャックの医学生時代を描いた作品です。
手塚先生の作風とは違う力強さと華やかな画風が特徴で手術シーンもかなり迫力のあるタッチになっています。あとブラック・ジャックがかなりイケメンに描かれています(笑)
ブラック・ジャックといえばあまりに多額な治療費を要求する事で有名でその理由は
「私は人の命を助けるための覚悟を確認しているんだよ。お前さんにはその覚悟はあるのか? 命が助かるならこんな金も安いもんだ」
と作中で語っており、患者やそのの覚悟を試しているというのが理由ですがヤングの方ではそれに加えて幼い頃事故に巻き込まれて大怪我を負った母と自分の治療費の為に背負った借金の返済もあるようです。しかし、医学生である事から要求した治療費をピンはね(それでも当時としてはかなりの高額の報酬ですが)されたり、自分勝手な主張でタダで治療を要求されたりなど、ブラック・ジャック時代と比べると報酬を満足に受け取れない様子です。
医師免許を取得して真っ当な医師になろうとした間が何故無免許医師となったのか。原作では語られなかった無免許の理由に迫る作品です。あくまで原作の派生作品なので好き嫌いはあると思いますが、面白くて熱い漫画なので興味があるならざひ読んでみてください。

 

ちなみに、手塚漫画には俗に言うスターシステムを採用している事で有名ですが、本作にもブラック・ジャック以外の手塚漫画のキャラクターが多く登場しています。そっちの方を探すのも面白いと思いますよ。