ファイアーエムブレム 覚醒  開発:インテリジェントシステムズ  販売:任天堂

FE覚醒
あらすじ
神竜ナーガと邪竜ギムレーが存在する世界。
古の英雄王・マルスの子孫であり、イーリス聖王国の王子・クロムとその妹・リズは記憶を失い道端で倒れている若者(プレイヤーの分身的なキャラであり外見も性別も自由に決められる)を見つけ、保護をする。行き場のない若者をクロム自警団に引き入れてしばらくした後、突如大陸に天変地異が起こり、謎の兵士・屍兵とマルスが所持していたとされるファルシオンを持った仮面の剣士が現れる。
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今回紹介するのは『ファイアーエムブレム 覚醒』です。シリーズの過去の作品の要素を随所に入れながらも2人で1体の敵と戦えるデュアルシステム・すれちがい通信・DLCという新要素を追加した作品です。
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最後のFEになるはずだった
実はファイアーエムブレムシリーズは覚醒で終わるはずでした。というのもFEはSRPGというジャンル上万人向けの作品ではなく、売上も年々落ちていたそうです。なので、任天堂から覚醒が最後の作品だと宣告され、インテリジェントシステムズは最後ならこれまでの集大成としてやりたいことをやりきろうと多数の過去作オマージュや『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』のその後を思わせる(パラレルワールドという説もありますが、そこまではっきりアカネイア大陸との関連性は語られていないのでプレイヤーの想像に任されています)世界を舞台にした作品『覚醒』を製作しました。硬派なSRPGというイメージをひっくり返すような個性的であざといキャラで新規ユーザーの関心を惹きマルスの子孫クロムと仮面を付けたマルスと言う名前の剣士がシリーズのファンの興味を抱かせたのか、発売後は国内で40万本のヒット。ドラマCDなどのメディア展開もされてシリーズは存続という事になりました。
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個性的?あざとい?
シリーズ存続は嬉しい話ですが、代わりにこれまでとは違ったラノベや深夜アニメのようなキャラクター像に違和感や拒否感を抱くファンも少なくなく(そういうタイプのキャラは今までにもいなかった訳ではありませんが、本作はより露骨になったと思います)、結婚が決まった時のキャラの告白スチルと台詞がギャルゲー・乙女ゲーのようだという意見も。しかし、古参からの批判も分かりますが、本作のファンアート作品は多く結婚システムや個性的なキャラクターを好むユーザーも多く、FEのファン層は世代交代したのかもしれませんね。古参ファンを大事にするあまり新規ファンを獲得できずに終焉を迎えたゲームシリーズは少なくなく、新規ファン獲得の為に作風を変えるというのは仕方ない事なのでしょう。