ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡  開発:インテリジェントシステムズ  販売:任天堂

FE蒼炎の軌跡
守るべき者のため ただ戦う
あらすじ
人間はべオグ、獣の姿に化身する事ができ種族によって差はあるが長命のラグズが生存するテリウス大陸。べオグとラグズはかつては共存していたが現在では互いが互いを憎み見下し両者の関係は悪化していた。最近になってべオグの国・クリミアとラグズの国・ガリア王国が友好的な関係を築こうとしていたが民の間では友好関係は思うように結ばず関係は依然として悪いものだった。
クリミア王国に住むアイク。彼は父・グレイルが団長を務めるグレイル傭兵団に入り父や仲間と供に戦う事を目指し訓練を積んできた。努力の甲斐もあってようやく傭兵団に入団できた。ある任務の時にアイク達はデインの軍と遭遇してしまう。デイン王国は反ラグズの筆頭でクリミアとの関係も上手くいっていなかった。しかし、それでもあまりに唐突で乱暴な領土侵攻だった。デイン軍を撃退したアイク達は1人の女性が倒れている事を知る。女性の名前はエリンシアでクリミア国王の唯一の子であったが、後継者がすでに決まった後に産まれた為余計な争いを防ぐために国民にはその存在を伏せられていた。エリンシアが語るにはクリミアはデインの侵攻によって落城。エリンシアは数少ない家臣と供に友好国ガリア王国に亡命しようとした。彼女との出会いがグレイル傭兵団、そしてアイクを長い戦いへと導くのだった。
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今回紹介するのは『ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡』私が一番好きなFEシリーズです。
本作ではムービーシーンの挿入、声優の起用(一応スピンオフ的な作品のアカネイア戦記でも声優は起用されていたそうですが)王族貴族の出ではない主人公(これは実はちょっと怪しい部分ですが)などの新しい試みを入れた作品で、差別や迫害という重いテーマを取り上げつつも主人公達の力強い生き方のおかげでそこまで重くならず力強いストーリーとなっています。
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べオグとラグズ
べオグは所謂人間なので説明は割愛しますが、ラグズとは今までに登場した竜族のように変身して戦ったり種族によっては1000年生きる程の長命な種族です。昔はべオグと共存してましたがその強大な力故にべオグが迫害をするようになり、初めはべオグを侮っていたラグズもべオグが作り出した武器や魔法の前に住処を奪われ、住処を奪われたラグズは辺境の地で国を作り、べオグの地に残ったラグズはべオグから奴隷として扱われるという屈辱を受けます。そうした事もあって両者の対立は深刻で、この種族の対立こそが本作と続編の『暁の女神』の軸となるテーマです。
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本作は単体では完結せず、本当のエンディングは『ファイアーエムブレム 暁の女神』まで持ち越されます。