ファイアーエムブレム 烈火の剣  開発:インテリジェントシステムズ 販売:任天堂

FE烈火の剣
あらすじ
サカの草原で少年(または少女)が倒れていた。そんな彼を救ったのはロルカ族の少女・リン(本名はリンディス)だった。彼女は両親や部族の人間を山賊に殺されて以来1人で草原で暮らしていた。少年は見習い軍師で意気投合した2人は供にエレブ大陸を巡る旅をする事になる。旅の途中で軟派な騎士・セインと硬派な騎士ケントに出会う。彼らの話でリンは自分がキアラン侯爵家の当主ハウゼンの孫娘で貴族の血を引いていた事を知る。ハウゼンの弟・ラングレンが侯爵の座を狙ってハウゼンとリンを暗殺しようとしている事を知るとリンは祖父を救う為に戦う事を決める。戦いは不利な状況だったがリンの強い意志と彼女の味方となった仲間とフェレ侯爵の嫡男・エリウッドの助力もあって祖父と邂逅を果たす。
リンの戦いから1年後、エリウッドは行方不明の父を探す為に家臣を連れて旅に出る。ちょうどその頃エリウッドの親友のオスティア侯爵の弟ヘクトルも親友の助けになるべく兄の目を盗んで密偵のマシューと供に城を抜け出すのだった。
***
今回紹介するのは『ファイアーエムブレム 烈火の剣』です。封印の剣から20年前を舞台にした作品で、封印の剣に登場したキャラが若い姿(一部のキャラは種族の関係上外見が変わっていないけど)で登場したり、前作をやった人ならニヤリとする部分がいくつかあるものの、基本このゲームだけプレイしても楽しめます。
ファイアーエムブレムシリーズと言えば戦争をテーマにした作品ですが、本作では戦争描写はなくリン編は侯爵家の陰謀に巻き込まれた形で物語が進み、エリウッド編ヘクトル編は行方不明のエルバート侯爵を探す内に大陸を影で暗躍する『黒い牙』との戦いが描かれています。
***
3人の主人公
本作には3人の主人公がいて、チュートリアル要素も兼ねたリン編と本筋であるエリウッド編とエリウッド編の物語を違う視点で描くより歯ごたえのある難易度のヘクトル編があります。特に主人公の1人ヘクトルはそれまでのシリーズにはいなかった粗暴だけど情の熱い熱血漢というキャラがプレイヤーの間でも評判が高く、後のシリーズでもヘクトルのようなタイプの主人公が増えました。
***
軍師システム
本作では軍師見習いのキャラクターが登場し、名前と誕生日を設定する事が出来ます。ただし、システムやストーリーへの扱いにはまだ試行錯誤があったのか、システム面での貢献は高いという訳ではなく、ストーリーもリン編はまだしもエリウッド編ヘクトル編はほとんど印象に残りません。ただ、個人的には主人公キャラが他にいるのにプレイヤーの分身キャラが過度に持ち上げられたリ主人公を喰う程の存在感を放つ位ならこれくらいの方が良いかも。