ファイアーエムブレム外伝  開発:インテリジェントシステムズ 発売:任天堂

ファイアーエムブレム外伝

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本作は暗黒竜と光の剣で登場したペガサス三姉妹と敵として登場したカミュが記憶を失くしてジークとして仲間になります。
それは良いのですが、パオラの散り際の台詞が些か奇妙でして……。
「アベル かえれなくてごめんね」
と、まるで恋人や家族のようにアベルに言葉を残すのですが、暗黒竜と光の剣でアベルが結ばれたのは妹のエスト。パオラとアベルは特に親しいという設定はありませんでした。
一説ではパオラとエストの散り際の台詞が設定ミスで入れ替わったのではという説がありますがエストの散り際の台詞は
「おねえさま ごめんなさい…」
と、エストらしい口調と台詞なのでこの説は否定されます。考えられる説をあげるなら。
・やっぱり設定ミス(アベルとエストが結ばれている設定をスタッフの誰かがアベルとパオラが結ばれている設定と間違えた)
・裏設定でアベルとパオラは不倫関係にあった(初期のFEは裏設定が多かった。しかしいくらなんでもこんな設定を付ける意味が分からない。敵キャラならまだしも)
・裏設定でパオラはアベルに片思い(リメイク版外伝のエコーズでは片思い設定でエストもそれに気づき始めている)
・非公式アンソロの設定を輸入(FEは同人人気があり、当時はゲームアンソロも盛んだった。また、こういったアンソロのネタを逆輸入する作品は現在でも少なくなく、FEもそういったアンソロやネットの話が元ネタのネタもある)
当時のスタッフがインテリジェントシステムズを去った今となっては真相は分からずじまいですが、確かな事はこの散り際の台詞が原因でアベルとエストの関係が変更されたということです。
FC版では結婚した2人でしたが、続編の紋章の謎ではリメイク版の1部(暗黒竜と光の剣)の後日談では恋人として一緒にいると変更されパオラは複雑な思いを胸に働いているという後日談に変わり(余談ですがFC版とSFC版の後日談は結構変わってるんで良かったらプレイして比べてみてください)
2部の後日談ではエストはアベルに何故か別れを告げ、アベルはエストを追いかけて失踪。パオラはただひたすら働くという誰も報われないラストになっています(これにマルスに片思いするカチュアも加えるとホントに誰も報われない)
エストがアベルに別れを告げたのは
・パオラの気持ちに気づいて身を引いたから
・自分が捕まった所為で忠誠を誓っていたマルスと敵対させてしまった事を悔やんだから
が主な説ですが、結局その行動でアベルは安定した生活を捨てて歴史の表舞台からは姿を消して慕っている姉はその事に胸を痛めて仕事に身を捧げるという結末に。勝手な言い分ですが、女一人で生きていく決意する位なら姉のパオラと話しあってお互いの想いを知る事は出来なかったのかなと思ったり。