ファイアーエムブレム外伝  開発:インテリジェントシステムズ 発売:任天堂

ファイアーエムブレム外伝
あらすじ
―バレンシア大陸は、すべてふたつの顔を持っている。
それは、大陸が二人の神によって造られたときに定められた運命だという。

優しさと美しさをもって自然とともにあることを望む大地母神ミラ、
そして、力と欲望のみが人類の生存の道と信ずる邪神ドーマ。
このふたつの力は長い間、激しく争っていた。

そして、長い戦いのあとに新しいかたちが生まれた。
大陸は南と北にわかれ、北はドーマの支配下に、南はミラの支配下におかれるようになった。
北は、騎士の国リゲル王国、南は、文化の国ソフィア王国。
リゲルは大陸を守り、ソフィアは豊かな実りを与える。
長い間ふたつの国はそれぞれの道を歩んでいた。

しかし、ときは変化をもたらした。
平和なときになれたソフィアの人々は、やがてミラの教えを忘れ、自然と共に生きることを忘れた。
豊かな実りは分け与えられることなく捨て去られていき、
凶作の続くリゲルでは飢えと苦しみのなかで、多くの人々が倒れていった。
バレンシアの調和がくずれ始めた。

助けを求めるリゲルの人々に与えられたのは、あざけりの笑いのみ。
ソフィア王国の心ある者も、国王リマ4世の無関心な態度の前には、なすすべがなかった。

ソフィアの仕打ちに怒り狂ったリゲル王ルドルフは、ドーマ神の命に従いミラを封印した。
ふたつの王国は戦乱へと突入し、兵力のないソフィア王国は敗北の一途をたどるのみだった。
ソフィアの人々は戦闘で荒れ果てたわが国を見てはじめて、自分達の過ちに気づいたが、
ときはすでに遅かった。

ソフィア国のドゼー宰相はリゲルにねがえり、王家のものを暗殺し侵略の手引きを始めていた。
今まさにソフィア城は、リゲルの手に落ちようとしていた……。 (VCソフト紹介より)
***
FC版『ファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣』と同じ世界の別大陸の物語を描いた『ファイアーエムブレム外伝』
シリーズの中でも異色の作品です。
***
初のダブル主人公
本作はラムの村の少年・アルムと神官戦士・セリカ。2人の少年少女の視点が物語が進みます。
アルムサイドでは解放軍としてリゲル帝国と戦い、セリカサイドでは飢饉に苦しむ人々を救うためにミラ神殿に向かうストーリーが描かれます(ただし、FCなのでストーリー要素は少なめでプレイヤーの想像力を働かせないと印象に残らないかも)
アルムはシリーズでも珍しいロードではない主人公でレイピアは使えません(まぁ、蒼炎以降ではレイピアが使えない主人公増えましたけど)ですが、おうけのつるぎという専用装備を持ち(ネタバレしちゃうとアルムがおうけのつるぎを使えるのはアルムが王家の人間であるという伏線)これを使うとめちゃくちゃ強くてガーゴイルなどの強敵相手にも頼りになります。
セリカは剣と魔法が使えるユニットで、守備力はあまり伸びませんが魔法のレパートリーが豊富で回復魔法も強力な攻撃技も覚えます。
***
探索パートがあるSRPG
本作は戦闘パート以外にも町や洞窟の中を主人公が歩き回る事ができ、アイテムを入手したり情報を集めたり敵に捕らえられたキャラを仲間にする事ができます(他のシリーズでいうところの民家訪問をRPGパートでやるという感じ?)
またフリーマップ制で自由にステージを行き来する事ができ、目的地まで最短で駆け抜けるもよし、お気に入りのキャラをがっつり育てながら進むもよしの自由度の高い攻略が可能です(と言っても稼ぎステージはマミー以外は経験値しょぼくて経験値稼ぎしにくいけど)
***
変化する後日談
本作は死亡キャラによってキャラクターの後日談が変化します。
例えばアルムの幼馴染のグレイはロビンとクレアが生存している場合、クレアと結婚しますが、クレアが死亡していると1人旅に出てロビンが死亡していると親友を亡くした悲しみで酒に溺れるという後味の悪い後日談を迎えます。
ほとんどのキャラがストーリーには絡まない分、こういった後日談でドラマを作るのはレトロゲームという容量やシステムとの戦いの中で工夫されているなと思いました。