ニーチェ先生〜コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた〜  作者 原作・原案松駒 作画ハシモト 掲載紙・月刊コミックジーン

ニーチェ先生1巻

 

 

ツイッター投稿から漫画化を果たした新時代の漫画、通称ニーチェ先生を紹介します。
本作の語り手で就職浪人中でコンビニバイトをしている松駒。彼が勤務するコンビニの新人バイト仁井智慧、密かに付けられたあだ名はニーチェ先生。彼の強烈な毒舌と常識外れの行動に松駒が簡潔ながらも読者の笑いを誘うモノローグが特徴のギャグ漫画です。

このニーチェ先生の名前の由来は、お客のクレームに対応していた仁井がお客の「お客様は神様だろうが!」という文句に対して無表情で

 

神は死んだ

と切り返した事から来ています。哲学者ニーチェの言葉をまさかこんな形で使うなんて凡人の発想じゃできません。以来松駒は彼をゆとり世代ならぬさとり世代の大型新人と称し、彼の言動に振り回される日々を送ります。

ニーチェ先生の言葉の切れ味は本当に鋭くて、それが発動されるのが主に迷惑な客やクレームに対してなので、笑いと一緒にちょっとスカッとした気持ちが味わえます。特に接客業で働く人はニーチェ先生のように言えたらなぁと思う事もあるんではないでしょうか? まぁ、真似したら仕事クビになると思うので真似しちゃいけません(笑)

ニーチェ先生の毒舌も見ものですが松駒のモノローグも味があって面白いです。ツイッター発の漫画だけあって文章は短いですが、独特の言い回しとどこか漂う哀愁が癖になります。

例えば、松駒がフェア商品を少しでも多く売る為にレジの近くにおいている時にニーチェ先生が

 

天井から吊るした方が目につきやすく話題性もあるのですが

 

と提案(?)した際に松駒はその場では何も言わずモノローグで

 

買うのに跳躍力が求められるコンビニパンの購買層をご教授願いたい。

 

と突っ込みをいれています。普通のギャグ漫画の突っ込みとは違って勢いではなく静かに突っ込みを入れてる感がちょっとシュールです。
ちなみにニーチェ先生には実在のモデルがいるそうですが、それを聞いた瞬間「嘘だろ」と突っ込んでしまったのは私だけでしょうか(笑)モデルの方はどんな人物なんでしょうか……ちょっと気になります。