ドラゴンボール  作者:鳥山明  掲載誌:週刊少年ジャンプ

ドラゴンボール
かめはめ破――!!
あらすじ
人里離れた山奥に一人で暮らす少年・孫悟空。彼は育ての親孫悟飯をある出来事で失うも彼から教わった武術と産まれた時から備わっていた尻尾と身体能力を駆使して逞しく生きていた。そんな悟空は西の都からやって来た少女・ブルマと出会う。彼女は7つ集めると神龍(シェンロン)が現れどんな願い事を叶えてくれるという伝説を持つ『ドラゴンボール』を探す旅の途中だった。偶然にも悟飯がドラゴンボールの一つを持っていた事がきっかけで悟空はブルマとドラゴンボールを集める旅に出る事になる。旅の途中で亀仙人という武術の名人と出会ったり、ヤムチャとプーアルの盗賊コンビ、変身能力を持つスケベな子悪党ウーロンを仲間に加えたりしながらドラゴンボールを探す。結局はドラゴンボールはピラフ一味と言う悪党との戦いの果てでしょうもない願い事で1年の眠りに就くというオチで終わった。
その後、亀仙人に武術の弟子入りを誘われた悟空は亀仙人の許で同じく弟子入りしたクリリンと供に修行を積み、強さを磨いていく。
やがて悟空は地球を支配しようとする多くの強敵と戦いを繰り広げていくことになる。
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1984年に連載が始まり、その後日本で爆発的な人気を誇り海外からも多くのファンを作り出し後に『ジャンプ黄金時代』を築き上げたジャンプが誇るバトル漫画『ドラゴンボール』の紹介です。
本作は1995年に連載が終了しましたが、人気は根強く20年経った今でも新作映画・テレビアニメ新シリーズ・ゲーム化など今なおメディア展開が行われるほどです。後世にも強い影響を与え『ONEPIECE』や『NARUTO』の先生方はドラゴンボールの大ファンで漫画執筆にも強い影響を受けた事を公言しています。
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シンプルながらも躍動感のあるタッチ
ドラゴンボールの魅力と言えばやっぱり圧倒的なバトル描写。ドラゴンボールは作者の鳥山先生がめんどくさがり屋な性格で作画は書き込みの少ないシンプルな線にスクリーントーンを多用しない画風ですが(これはアシスタントが1人だけという状況もあったのでしょうが)それゆえキャラクターの動きやバトルの流れが分かりやすく、またひたすら戦うシーンでも読者を飽きさせない構図やセンスが今見ても凄い。
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苦労に苦労を重ねた連載終了
鳥山先生は元々マジュニア(ピッコロ)との戦いでドラゴンボールを終わらせるつもりだったのですが、当時絶大な人気を誇った本作を終わらせることを出版社は許可せずフリーザ編以降も人気は高く、本作の連載終了は集英社だけでなくアニメを作る東映や関連商品を作るスポンサーにも打撃が入るという前代未聞の人気となり最終的には各社のトップが会議をしようやく連載終了にまでこぎ着けられたというエピソードがあります。ここまで1つの漫画が日本の各企業にまで影響を与える程の作品はもう後にも先にもドラゴンボールしかないことでしょう。