ドクシ――読師――  作者:樋口大輔  掲載誌:コミックバーズ

読師
あの夏
オレは
当たり前の日常(しあわせ)を失った

あらすじ
幼い頃に母を航空機墜落事故で亡くした霞士郎。しかし、母は事故ではなくある男によって殺害され霞も右目を奪われた。しかし、当時警察は霞の母の件を事故で処理してしまい男の逮捕はおろか捜査すらされなかった。周囲に心を閉ざした霞は三流ルポライターの水沢悠咲に引き取られた。事件の後から芽生えたサイコメトリー、人や物に触れると過去の映像が頭に入り込む能力を得た霞は水沢の特ダネ入手に協力する代わりに独自で母を殺した犯人を追っていた。
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今回紹介するのは『ドクシ――読師――』というサイコサスペンス漫画です。作者である樋口大輔先生は名前こそ男性名ですが、女性漫画家です(少年漫画で活動する女性漫画家って男性名義にする方が多いですよね。ネットとか見ると女性漫画家というだけで中傷や批判を受けたりするので、女性が描く少年漫画という先入観を与えないようにしているんでしょうか?)
主人公の霞士郎は母をホクロの付いた男に殺害され警察にその事を訴えたものの警察は事故の処理に追われ母親の死についてなんの捜査をせず事件は闇に葬られた事から警察を憎み、また事件以降得た超能力でいやおうなしに過去の映像を見る事で周囲の人間から気味悪がられて他人に心を閉ざしています。一方で日常の尊さを理解しているので犯罪を憎み、可能ならそれを未然に防ぎたいという正義感を持ち、その想いから無茶苦茶な事をするときもありますが結果的に事件解決につながっています。
ホクロの男の正体は? 何故男は霞の母を殺害したのか? 霞の超能力は何故芽生えたのか? 続きが気になる作品です。
……ただ、この漫画は調べてみるとどうも打ち切りだったようでラストの展開はあまり評価がよろしくない様子。1巻読んで面白いと思ったんですけど読者の受けは良くなかったんですかね?