DEATH NOTE  原作者:大場つぐみ 作画:小畑健  掲載誌:週刊少年ジャンプ

デスノート
そして僕は
新世界の神になる
あらすじ
容姿端麗・全国模試トップでスポーツもテニスで全国制覇経験があり、警視総監の父を持ち家柄も良く友人も多い。何一つ弱点がない完璧な天才少年・夜神月(やがみ ライト)はいずれは父のように警察官の道を歩む事を夢見ていた。だが、そんな傲慢さがあるものの正義感の強い純粋な少年はある事を気に狂っていく。
死神界という死神が暮らす世界ではリュークという死神界での暮らしに飽き飽きしていた死神が退屈しのぎにある物を人間界に落とす。その物とは『デスノート』顔と名前を知っている者ならそのノートに書くことで殺してしまうという代物だ。学校の校庭を落ちていたデスノートを拾った月は好奇心からテレビ中継されていた立てこもり犯をノートで殺害、更にノートが本物であるかを確かめる為に渋井丸拓男(しぶいまる たくお)という性質の悪い男を殺害したことでノートが本物である事を確信。激しい後悔と恐怖に駆られる中で月はこのノートを正しく使えば犯罪者をこの世から消せる、それができるのは優れた頭脳を持つ自分だけだという結論に達し、自分が“新世界の神”になる事を月の前に現れたリュークに宣言する。
月の行いにより世界中の凶悪犯が次々と死亡していきネット上ではキラと称され密かに信仰の対象になっていった。
キラの存在はやがて数々の難事件を解決してきた正体不明の探偵Lの耳にも入る。Lは持ち前の推理力でキラが日本の関東にいる事を言い当て、テレビの前で月に宣戦布告をする。
かくして、2人の天才の頭脳バトルの蓋が切って落とされた。
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大場つぐみ×小畑健のコンビの名を広めたサスペンス漫画『DEATH NOTE』です。発表当時は主人公が積極的に人を殺すというダークな内容から批判の声があり(海外では内容がな内容なだけに発禁扱いされている国も)賛否両論でした。テレビアニメ・実写映画・ミュージカル・テレビドラマ・ノベライズなど様々なメディア展開がされて、特に実写映画でLを演じた松山ケンイチさんのLのビジュアルと演技には原作のLを忠実に再現されていると原作ファンからも絶賛され、また天才少年の夜神月が平凡な大学生という設定変更からファンから非難されたテレビドラマ版で月を演じた窪田正孝さんの演技力と原作へのリスペクト精神は視聴者から非常に高い評価を受けています。
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めまぐるしく進む頭脳戦
本作の魅力はジャンプとしては珍しい高い頭脳戦と予想外の展開でしょう。
月がいかにLや警察・FBIの追跡の逃れて自分の理想を手にしようかと思考を張り巡らせている時、Lもまたキラを捕まえる為に時には非人道的な策を用いて月を追い詰めていきます。この2人の間に流れる緊張感は読んでいるこっちまでハラハラしてしまいます。
作中ではなんと月がデスノートを所持していた頃の記憶を失ってLと協力してキラを追い詰めようとするという予想外の展開があります。この時の月の様子は本当に正義感の強い好青年として描かれていて、デスノートがなければ月は順風満帆な人生を歩んでいたんだろうなぁ。
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ジャンプでは珍しい引き伸ばし無し
漫画というのは人気があれば、長期連載をして読者を手放さないようにしますが、デスノートはその作風から引き伸ばしは無く、巻数もその人気に対して12巻と少な目。なので今から読もうとしても手に取りやすい巻数になっています。