テガミバチ  作者:浅田弘幸  掲載誌:月刊少年ジャンプ→ジャンプスクエア(週刊少年ジャンプにも掲載)

テガミバチ1
すべてのもののなかで 先立つのものは「こころ」である
すべてのものは「こころ」を主とし 「こころ」によってつくりだされる……
あらすじ
夜が明けない星にある『アンバーグラウンド』という地。この地にはアンバーグラウンドに住む人たちの『こころ』を込めた『テガミ』を届ける国家公務に就く者たちを『テガミバチ』と呼んだ。
7歳の時に母親と生き別れになった少年、ラグ・シーイングは自身がテガミとしてテガミバチ、ゴーシュ・スエードに配達された出来事をきっかけに自分もテガミバチになる事を決意。
その5年後、12歳になったラグは義理の母の許を離れてテガミバチになる為の採用試験を受ける為に旅立つ。その途中でラグは金色の髪と海色の瞳を持つ少女を見つける。その少女はテガミであったものの配達用紙の不備の為に駅で預りになっていた。少女を放っておけないラグは少女を宛先に届ける事にするのだった。
名前のない少女にニッチという名前を与え無事に試験に合格したラグだが、その過程で憧れのゴーシュがこころを失いテガミバチを解雇になった事を知る。
最高のテガミバチ『ヘッド・ビー』になる事、行方不明の母やゴーシュを探し出す事、その想いを胸にラグはテガミバチとしての道を歩く。
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幻想的な画風とファンタジーとスチームパンクを兼ねた世界感が醸し出す独自の作風が印象的な『テガミバチ』の紹介です。独特の世界感と言葉が多い作品なので序盤は世界観や用語の説明が多く、読みにくいですが世界観をちゃんと把握した方が面白いのでちゃんと台詞を読み飛ばさないで読むことをお勧めします(笑)
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本作でまず目を惹くのが単行本の表紙です。幻想的で寒色の多いのにどこか暖かさを感じる色彩のカラーイラストは綺麗です。本編も話のいたるところに星がちりばめられる演出があって幻想的で美しい作画が良いですね。
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個人的にお気に入りなのはヒロインのニッチ。鋭い爪のついた獣の手と刃に変わる髪を持つ女の子で戦闘面でもメンタル面でもラグの心強いパートナーです。
でも、小さな女の子が男物のパンツを履くってシチュレーションは何だか妙な罪悪感みたいなものを感じます。先生のフェチなのかな?