ゼルダの伝説夢をみる島  開発・販売:任天堂
あらすじ
修行の旅の途中嵐に巻き込まれた主人公(以下リンク)は、乗っていたイカダが雷に打たれ海に放り出されてしまう。
気を失っていたリンクはとある島に流され、リンクは島の少女に助けられる。少女はかつて自分が救ったハイラルの王女・ゼルダに瓜二つのマリンという娘で島はコリントという名前だそうだ。
海岸に落ちていた自分の剣を探しに村の外に出たリンクは不思議なフクロウに出会う。フクロウはリンクの事を目覚めの使者として楽器を集め『かぜのさかな』を目覚めさせないと島から出られないと言う。
リンクは島から出る為に目覚めの使者としてかぜのさかなを目覚めさせる冒険に出た。冒険の途中でリンクは島に関する重要な真実を知るのだった。
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『ゼルダの伝説』シリーズ初の携帯機のソフトで、コミカルな演出やテキストは裏腹に後半の展開は勧善懲悪とはいえないシリアスで寂しい物語となっています。後に『ゼルダの伝説夢をみる島DX』というゲームボーイカラー対応の追加要素が入ったマイナーチェンジ版が販売されバーチャルコンソールはDXが配信されています。
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主人公こそが島を滅ぼす存在
本作のリンクは『目覚めの使者』という役割を持っています。しかし、その役割は勇者のようなものではありません。
コリント島の正体はかぜのさかなが見ている夢であり、かぜのさかなが目覚めてしまうと夢は終わりコリント島は消え去ってしまう。島のモンスターがリンクを襲うのは夢を覚まさせない=自分達の命を守る為であり、見方によってはリンクこそが悪なのです(ただし、モンスターはかぜのさかなの悪夢の象徴のようなものと考えた場合、リンクは悪夢からかぜのさかなを救ったという事になりますが)
ラストでかぜのさかなを目覚めさせた時、コリント島の村の人達が消えるシーンはそうしないと島から出られない(メタい事を言えばクリアできない)と分かっていても切なさを覚えるシーンです。
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