あらすじ
田中のスパイクは決まらず、デュースになってしまう。それを見た大将はこう証す。
今のは単発のミスっていうより
「稲荷崎ブロックの圧が順調に積み上がってきたよ」
ってことを証明しちゃうミスなんだよね
観客からは今のミスで田中の調子は崩れたと判断するが、木下は田中だから大丈夫だと彼を信じる。
稲荷崎・銀島のサーブ。ネットインサーブだが、影山がギリギリであげた。月島がフォローして定石としては田中にトスが上がるものだ。田中も勝負にビビるのはダサい事だと知っているから渾身の力を振り絞ってトスを呼ぶ。
しかし、月島がトスをあげたのはバックの東峰だ。スパイカーにとって自分にトスが上がるという事は誇りだ。そしてトスが上がらない事は……。
東峰のスパイクで烏野は一点を獲得する。月島の判断は間違ってはいない。だが、田中の精神を追い込むかもしれない一手だった。日向は田中の心境を知ってか知らずか田中がブロックに寄ってきたのはカッコいい・心強いと声援を送る。
日向の言葉で活力を得た田中。
田中はとうに気づいている。自分は天才ではない、平凡な人間であることを。そして、そんな自分にこう問いかける。
ところで平凡な俺よ
下を向いている暇はあるのか?
田中のトスを呼ぶ声が会場に響き渡る。
***
ミスしても自分が平凡だと自覚してもけして折れない不屈の精神。最後のモノローグはそんな田中を象徴する言葉だったと思います。こんなメンタル欲しいと切実に思います。