あらすじ
「できない奴の気持ちが分かるのはできなかった奴だけだから」
唯我成幸の父はそう息子に教えた。そして父親は家族を残してこの世を去った。
唯我は成長し、高校生になった時は秀才として優秀な成績を収めていた。しかし、学校には『機械仕掛けの親指姫』と呼ばれる理系の天才・緒方理珠と『文学の森の眠り姫』と呼ばれる文系の天才・古橋文乃という強力な生徒には負け続けている日々。
唯我の通う一ノ瀬学園は特別VIP推薦と言う推薦に選ばれた優秀な生徒の大学進学にかかる学費を全て免除するというシステムがあり、父親を亡くし病弱な母親と幼い弟妹の為に唯我は高校の3年間を全て学業に身を捧げてきた。
推薦を決める面接で唯我は推薦がもらえる条件として緒方と古橋の教育係を命じられる。
天才2人の進路など選び放題と高を括る唯我だったが、2人は己の得意分野ではない苦手な科目の大学を希望していた。更に2人は得意科目では圧倒的な力を発揮したが希望進路の分野に関してはからっきしだった。
1週間2人を教えた唯我だったが、全く成果は出ず得意分野の大学に進んだ方が良いとアドバイスするが2人は聞き入れずに去ってしまう。
家で2人の参考書を読む唯我。その参考書の書き込み量で2人が本気である事を知る。
翌日唯我は2人に参考書の書き込みを元にアドバイスを書いたノートを渡し、2人を希望進路に合格させると約束する。
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