秘密結社D対ファントム戦闘員エンタロウ  作者:門里慧

ジャンプマーク

煽り文
現実を殴り倒せ!

あらすじ
いじめを苦に自殺を図ろうとした少女・ユキノ。しかし、直前にファントムという化け物に襲われそうになったところをファントムに対抗する秘密結社Dに助けられる。だが、不幸にもユキノはファントムを飲み込んでしまった。
ファントムの母体になってしまったユキノは秘密結社Dのメンバー・エンタロウとルイに守られることになった。自分に気兼ねなく接してくれる2人にユキノは心を開く。
ファントムがユキノを襲撃する。ファントムはユキノの絶望感を煽るがエンタロウたちがすんでのところで救出する。
体内のファントムも無事に取り出され元の生活に戻ったユキノ。相変わらずいじめは続くが孤独で無くなったユキノはエンタロウに教えてもらった技で机の上の花瓶を割り、呆気にとられるいじめっ子たちに満面の笑みを見せつけるのだった。
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画力・画風★★☆☆☆
まず、とにかく読みにくい。1ページ内でコマ数が多いし説明のための台詞も長いので全体的に窮屈な印象を受けました。画力はずば抜けて高いわけではないけど新人の読み切りとしては及第点だったので、読者が見やすいように台詞や場面を減らしてその分コマ数を少なくしたらもうちょっとすっきりして読みやすかったと思います。
主人公・ヒロインの魅力★★☆☆☆
語り手が女の子で始終彼女のモノローグで進みます(ヒロインはユキノでいいのかな?)その分エンタロウの出番が割を食ったような……。ルイを登場させないほうがよかったかもしれません。そのほうがルイの登場シーン分をエンタロウに回せたのではないかと。
ハチャメチャだけど一人称がボクなのは珍しかったけど、なんだか上から人を小ばかにしているような感じがしたのは個人的にはマイナス。
ストーリー★★☆☆☆
最後のユキノがいじめっ子たちが置いた葬式の花を模した花瓶をエンタロウの技(いつ教わったんだろ?)で破壊するシーンはかなり好きです。ただ、それ以外はよくある話で印象にありませんでした。
私は長い事漫画読んでるので少年ジャンプの読み切りはどれも既視感抱いてしまうのかなぁ?
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総評としては全体的に読みにくく、ちゃんと読もうという気が削がれるのが大きなマイナスでした。門里先生がとにかくこの漫画の世界観や設定を台詞で読者に伝えようとした結果台詞が長くなった部分もあったと思います。漫画なんだから絵で説明できるところは絵でまとめたらもうちょっとスッキリしたかも。