竹取憑き物語  作者:松田知隆

ジャンプマーク
あらすじ
母の墓参りに訪れた久作は、帰り道で捨てられたらしき赤ん坊を発見する。赤ん坊が自分と同じく一人ぼっちと感じた久作は家に連れていき介抱する。翌日警察に届けようとする久作の眼に全裸の女性が飛び込んだ。女性は昨日の赤ん坊で一晩で年頃の娘の姿まで成長していた。たどたどしくも喋れる女性に素性を尋ねるが女性は何も分からない様子。
女性が放っておけなくなった久作は彼女の記憶を取り戻して家に帰すことを約束する。
名前がないと不便なので女性に『まなこ』と名付けた久作はしばらく彼女と過ごすがまなこの記憶は戻らない。
久作には物心ついた時には父親はおらず、母と2人暮らしだったが6歳の時に母を火事で失い以来ずっと一人ぼっちだった。その話を聞いたまなこは久作の母の墓参りをしたがり、2人は墓参りに訪れる。
その時、月から何かが地球にやってきた。久作たちの前に男が現れ、男は月の民・カグラと名乗った。カグラは語る。
まなこは月にある帝国・ノアの姫だった。ノアの帝王は強大な力を持つ霊剣新鳳(れいけんあらたか)を所持していたが、それをカグラ達月読組に狙われる。月読組は姫以外の王族・家臣を皆殺しにしたが帝王は最後の力を振り絞り霊剣を姫の体内に封印した。霊剣を取り戻すために名無し姫と呼ばれた姫は月読組に育てられるが霊剣が取り出せない事に苛立った月読組は姫に非人道的な実験で姫を十数年苦しめた。姫は隙をついて月から逃げ出し人間に転生したがその際に記憶を失った。
ショックを受けるまなこ。久作はそんなまなこの為にカグラに立ち向かうが返り討ちに遭い瀕死状態になる。久作の為にカグラと月に帰ろうとするまなこを見て自分の身体を叱咤するとまなこの身体から霊剣が出てきた。霊剣を手にした久作は髪が金色になり怪我が回復した。
カグラを撃退した久作とまなこは“自分達の家”に帰り、眠りにつく。