ジャンプマーク
作者:杠憲太(ゆずりは けんた)
あらすじ
六軒渉(むつのきわたる)のクラスに北瀬真詩(きたせまこと)という転校生がやってきた。北瀬を見て驚く六軒。彼らは幼馴染だった。
北瀬はいきなり六軒に抱きつき、約束を果たしに来たと告げる。
6年前、六軒は体操をやっていて金メダリストの孫である自分が世界一の金メダリストになると北瀬と約束していた。
しかし、6年の時を経た六軒は昔とはうって変わって目立たないネガティブな少年になっていた。その一方昔は泣き虫だった西水流飛鳥(にしずるあすか)は体操の技を磨いて全中個人競技で金メダルを取っていた。六軒は中学1年の時の大会で大失敗をして以来極度のあがり症になり、体操は続けているものの選手としての未来はないも同然だった。
そんな六軒の様子に北瀬はアメリカにいた時に勉強していた知識を生かして六軒を鍛えようとする。だが、六軒は部活を終えるとそそくさと帰ってしまう。納得できない北瀬は六軒の家に行くが、そこで北瀬は六軒が自主トレーニングをしているところを目撃する。
六軒は自分が失敗することで祖父の名を汚す事、なにより北瀬との約束を破る事が怖くてしかたがなかった。そんな北瀬は六軒自身の為に体操をしてほしいと告げる。
その時、あるアイディアがひらめいた。
アイマスクを付けた状態で演技しようとする六軒に周囲は驚くが、六軒は実は人前で競技する事ができていてアイマスクはハッタリだった。
自分の体操を取り戻した六軒とアメリカから帰ってきた北瀬に対し西水流はこう言う。
「おかえり」
2人は笑って「I’m home(ただいま)」と返すのだった。