コロッケ!  作者 樫本学ヴ  掲載誌・月間コロコロコミック

 

コロッケ1

 
オレの願いは1つだけだよ……。
父さんを生き返らせること!! 

 
貯金箱(バンク)に金貨を満たすとバンキングが願い事を叶えてくれる世界。バン王(バンキング)に願いを叶えてもらう為に金貨を集める者をバンカーと呼ぶ。
主人公のコロッケは謎の黒マントの男に殺された父を生き返らせるために冒険の旅をしながら相棒の生きたバンクのメンチと供に金貨を集めていた。しがないバンカーのウスターと出会い彼の提案で山ほどの金貨を手にすることの出来るバンカーサバイバルという大会に出場する。
そこでコロッケは多くの仲間と出会い、そして因縁の黒マントの男の小体を知るのだった……。
今回紹介するのは検索するときちょっとややこしい(笑)『コロッケ!』の紹介です。
おもちゃやゲームのタイアップではない完全オリジナルのバトル漫画で連載されてた時はコロコロコミックの看板漫画として人気があり、アニメやゲームなどのメディア展開もされていました。

 
本作の魅力は父親を生き返らせる為に冒険をしていたコロッケが仲間と出会い、戦いを重ねるというシンプルなストーリーながらも個性的なキャラと一目でキャラの特徴を掴めるデザインセンスに迫力のあるバトル描写。後小学生男子が喜びそうな下ネタ(まぁ、コロコロコミックだから仕方がない(笑))はバトル漫画好きな私としては大人になってから読んでも面白いですねぇ。樫本先生は世界観や設定をあまり作りこまずストーリーを作るらしく(あまり作りこんでしまうと設定に縛られてキャラが生きないという考えのため)その為死んだと思ったキャラが実は生きていた! あのギャグが後半で意外な形で伏線(?)になっていた! となっていて後付けと言っちゃあそれまでですけど、読んでいて想像しなかった展開になるのも面白いです。
個人的に好きなキャラはコロッケのライバルで蹴り技の名手のリゾット。初登場時は冷酷無血なキャラと読者に思わせておいて実は本当は亡国の王子で黒マントの男達に乗っ取られた国を救う為に独り戦っていたという優しいキャラでした。
ちなみに、リゾットの正体が明らかになる前にコロコロ本誌で行われた人気投票の企画があったのですが、そこにキャラクター達がバンキングに叶えてほしい願い事が書かれていたのですがその時のリゾットの願いは
『自分以外の人間を全員消す』
という残酷な願いが書かれていました(私の記憶なので正確には少し違うかもしれませんがこういうニュアンスでした)
ネタばれ防止のフェイクだったんでしょうか? もしかして王子設定は実は後付けだったとか!?