クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!  監督:橋本昌和 脚本:浦沢義雄・うえのきみこ

B級グルメサバイバル

『燃えよ!春日部防衛隊!! 焦がせ!やきそば!!』

あらすじ

これは、ある春の日、春日部で起こった奇跡と友情と空腹の物語である―。
春日部で行われているB級グルメカーニバルに連れて行ってもらえなかったしんのすけは、カスカベ防衛隊のメンバーと親達に内緒で行こうと画策する。そしてその道中、謎の女性・「しょうがの紅子」からとあるソースをカーニバルに届けることを頼まれ、すんなりと引き受けることに。
だがそのソースは、B級グルメ撲滅を目論むA級グルメ機構の魔の手からB級グルメを救える唯一の存在・伝説のソースだった。そんな中、しんのすけ達はふとした手違いから見知らぬ土地へと迷い込んでしまう。果たして、伝説のソースを巡るA級グルメ機構との戦いに巻き込まれたしんのすけ達は、伝説のソースを無事カーニバルに届け、ソースの健の作る焼きそばを食べることができるのか?
***
B級グルメをテーマにした作品『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』です。春日部防衛隊がメインの作品でコミカルな作風ですが、ギャグシーンや何気ないシーンが後半で意外なところで活躍したり冒頭のあるシーンが終盤で重要な要素になるのが面白かったです。
悪役であるA級グルメ機構の面々が最後で改心してB級グルメ防衛隊と和解してエンディングで焼きそばを食べて会場を一緒に直すラストは後味が良く、綺麗な〆でした。
テンポも良く、後味が爽やか。ただ、全体的に観ると地味といいますか、今までの壮大なスケールに慣れていると本作でA級グルメ機構がやった事はカーニバル会場の制圧と訪れる客にマナーを無理矢理叩き込むと、いささか規模が小さい。悪役は親玉のグルメッポイ以外印象に残りにくく敵サイドのインパクトがやや乏しいのも難点。物語としては目立って悪い点はないけどこれといった魅力的な点もない小粒な作品に収まってしまったような気がします。
あと、ゲスト声優の1人の渡辺直美さんは本職の役者でないので演技力に関しては……(コロッケさんや本人役として出てた川越シェフは出番も少ないしコロッケさんはかなり上手かったので気にならなかったのですが)
あと一歩、何かあったらもっと面白い映画になったと思うのですが不満点はあれぞ面白い作品で春日部防衛隊好きな人は観ても損はないと思います。