クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦  監督・脚本:原恵一

温泉わくわく大決戦
『脱いだら無敵。』
あらすじ
ある夜、慰安旅行で秩父に来た、ふたば幼稚園の先生達がゆっくり温泉に浸かっていると、大きな地響きと共に、謎の巨人が通り過ぎて行った。
翌日、散歩をしていたしんのすけは、道の真ん中で行き倒れているおじさんを発見。温泉の精・丹波と名乗り、風呂に入りたいと言うそのおじさんをしんのすけは家に招き、一緒にお風呂を楽しむ。だがいつの間にか、おじさんはいなくなってしまっていた。
数日後、しんのすけ達野原一家は、警官を装った者達の手によって、何処かへさらわれてしまう。
目覚めるとそこは何処かの基地の内部で、そこで一家は隊員らに事の説明を受ける。彼らは、日本の温泉を守る政府直属の秘密組織「温泉Gメン(おんせんジーメン)」と名のり、野原一家に協力を要請してきた。彼らは、「風呂嫌いテロ組織YUZAME(ゆざめ)」が、地球温暖化ならぬ”地球温泉化計画”を実行に移そうとしていることを突き止め、その野望を阻止するために、不思議なパワーを秘めた伝説の温泉”金の魂の湯(略して「きんたまの湯」(この時、みさえとひろしは「略すな!!」と突っ込んだ。)”を探していた。そして、ようやく見つけ出した金の魂の湯は、なんと野原家の地下にあったのである。
そのとき、YUZAMEが突然、Gメン基地を襲撃してきた。辛くも脱出した野原一家とGメン隊員・後生掛と指宿は草津の指示により、奥秩父にあるYUZAMEのアジトへ偵察に向かうことに。だが任務は失敗、野原一家は拷問レジャー施設「不健康ランド」をさせられ、御所掛と指宿は”金の魂の湯”の情報を話してしまう。
ついに YUZAMEは巨大ロボットを動かし、自衛隊の攻撃を蹴散らして、温泉Gメンが”金の魂の湯”の発掘作業を進める野原家に向かってくる。
果して、野原一家はみんなの家を守る事が出来るのか。温泉GメンはYUZAMEの野望を阻止する事が出来るのか。そして、敵の首領・Dr.アカマミレが執拗に風呂を憎む理由とは…!?(ウィキペディアより)
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今回紹介するのは『クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦』です。温泉をテーマにしたハチャメチャな作風でやたらリアリティのある軍事描写にゴジラのテーマソングを使ったり(当たり前だけどゴジラは別作品なのでBGMを使用するのは許可が必要だったりすると思うんですがその分お金払ったのかな?)制作側のこだわりというか趣味が詰まった作品です。
今作では悪役のボスであるドクター・アカマミレがなぜ今回の事件を引き起こすか語りますが、悪役の過去が描かれるのは今作が初めてではないでしょうか? というか今までは純粋に世界征服を企む悪役という立場だったので別に過去を描く必要がなかったからなんでしょうけど。最も、過去と言っても今作は娯楽全開なので過去と言っても視聴者の同情を買うものではなく、手下たちすら呆れ果てるしょうもないものですけどね。まぁ、下手に悪役サイドに悲しい過去があるとしんちゃん達が勝った時の爽快感が薄れますし、こんなくだらない理由で悪に走った方が私は好きです。
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豪華二本立て!
本作は同時上映として『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』との2本立てになっていて監督は『ヤキニクロード』の水島努監督が担当しています。
作風はシュールなギャグや洋画のパロディを含んだぶっ飛んだものとなっており、特に『私のささやかな喜び -A motion for a long time.-』はミュージカルになっており存在感がでかいです。