クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険  監督:本郷みつる  脚本:本郷みつる・原恵一

ヘンダーランドの大冒険
『オラ、この勝負には絶対勝つぞ!!』
あらすじ
闇に覆われたどこかの国。ゴーマン王子がお姫様を救うため二人のオカマ魔女・マカオとジョマに立ち向かったが、マカオとジョマの魔法によって、呪いをかけられてしまう。
しんのすけは、ふたば幼稚園の遠足で群馬に出来た新しい遊園地「ヘンダーランド」(設定では群馬県桐生市に所在)に遊びに来ていた。そこでひまわり組のみんなとはぐれたしんのすけは、サーカスのテントの中で・マペットという不思議なねじ巻き人形と出会う。彼女からヘンダーランドは、実は異世界の魔法使いであるオカマ魔女・マカオとジョマが潜む城であることが語られる。トッペマはしんのすけにどんな願い事でも叶えられる魔法のトランプを手渡し、マカオとジョマの地球征服計画を阻止するよう協力してほしいと頼む。そこにマカオとジョマの部下、クレイ・G・マッドが現れ、捕まりそうになるが何とか撃退する。二人はテントから抜け出そうとするが、別の部下であるチョキリーヌ・ベスタが現れ、トッペマは魔法を受け、金色のぜんまいを残して姿を消す。
家に戻ったしんのすけは、今日の事を振り返っていたが、そこにトッペマが現れる。トッペマは呪いによって夜の間しか姿を現すことが出来なくなったことを告げる。改めてトッペマから必死の頼みを受けるしんのすけだが、怖がってその頼みを聞けず、トッペマとは決別してしまう。
数日後、ス・ノーマン・パーと名乗る雪だるまの様な男が春日部市を訪れた。程なくしてス・ノーマンは教育実習の先生としてふたば幼稚園に現れ子供たちの人気者となるが、しんのすけは偶然トイレでス・ノーマンと対峙した際、彼が魔法のトランプの存在を知っていることを知り、危機感を覚える。ス・ノーマンは野原家にまで強引に押し入り、しんのすけはス・ノーマンは悪者だと訴えるも、ス・ノーマンに言葉巧みに騙されているみさえとひろしはしんのすけの言葉を信じてくれない。
みさえとひろしを睡眠薬で眠らせた上で、深夜にとうとう本性を現したス・ノーマンはしんのすけから魔法のトランプを奪おうと襲い掛かる。その時、しんのすけがトッペマから教わっていた呪文「スゲーナスゴイデス」を唱えると、しんのすけにとっての他でもない三大ヒーロー、アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんがトランプの中から助けに現れた。しんのすけは3人と力を合わせ、何とかス・ノーマンを追い払う。しかしス・ノーマンは退散する際、野原家のポストに突然出て行ったお詫びの手紙と共にヘンダーランドの招待券を残していった。
翌日、野原家はその招待券を持ってヘンダーランドへと遊びに行くことに。しんのすけはなおもひろしとみさえにス・ノーマンに騙されていると訴えるがそれは夢の話だと相手にされない。ヘンダーランドに着きひろしとみさえがはしゃいでいる間も、自分の言うことを信じてもらえないしんのすけは全く楽しめなかった。帰宅時になってようやくしんのすけは安心し、ひろしとみさえはトイレに行ってから帰路につく。だが、帰宅後、しんのすけは人形となっていたひろしとみさえに襲われ、絶体絶命の状況に陥るが、そこにトッペマが現れ二人を撃退。ひろしとみさえはトイレに行った間にマカオたちに捕まったことに気づく。
一度は恐怖からトッペマの頼みを断ってしまったしんのすけであったが、ひろしとみさえを助け、マカオとジョマを倒すことを決意する。そして、対決の地、ヘンダーランドへ向かう。(ウィキペディアより)
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今回紹介するのは『クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』です。ヘンダーランドを訪れた野原しんのすけがサーカスに入った事で不思議なマペット・トッペマのねじを回したことでマカオとジョマの陰謀に巻き込まれていきます。
本作でよく語られるのがス・ノーマンパーとラストシーンですね。
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ス・ノーマンパー
本作のゲストキャラで悪役のス・ノーマンパー。声優を務めた古川登志夫さんの演技が光ります。周囲を欺く時のおちゃらけた声と本性を出した時の怖いトーンの使い分けが素人でもすごいと分かります。しんのすけを脅す際の言葉がヤクザみたいな感じだったりして中々子供には怖いキャラですが一方でしんのすけの作戦タイムを二度も認めて結果的に負けるというコミカルな面もあります。
その正体はマカオとジョマに魔法をかけられたゴーマン王子だったのですが、それを踏まえておしくらまんじゅうのシーンを見ると伏線のような台詞もありますね。
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追いかけっこ
トランプの精にマカオとジョマを倒す方法を知った野原一家が目的地に向かい、マカオとジョマがそれを阻む為に後を追う追いかけっこが終盤の目玉です。しんのすけを先に行かせるために身体を張ってマカオとジョマを止めるんですがこの時の攻防や走る時のカメラワークなどとにかくすごいし、面白いです。当時はセル画なのでここまで動かすのって相当大変だったんだろうなぁ。
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ホラーテイストなシーンもありますが、それを吹っ飛ばすギャグシーンも満載で(個人的にぶりぶりざえもんが喋るだけで笑ってしまうようになるくらいぶりぶりざえもんが出るシーンは面白かった)追いかけっこのシーンとかカメラワークとか思わずワクワクするような構図で動いて画面に見入ってしまいました。また、初めは戦う事を怖がっていたしんのすけが両親が浚われた事を知って立ち上がるシーンとかしんのすけの勇気も描かれて成長シーンとかもあって良かったです。
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この映画で少し気になったのが、チョキリーヌやトッペマの魔法のシーンの光が少し目にきつかった事。Amazonビデオで見たのでパカパカショックみたいな事は起きないから配信されたと思うんですが、何かあったら配信停止になるのでこの映画をDVDや動画で見る時は部屋を明るくして画面から離れて見ましょう。