クズの本懐

クズの本懐

あらすじ
周囲から清楚なイメージを持たれている音楽教師・皆川茜だが、実際はそのイメージからかけ離れた一面をもつ人物だった。
そんな茜の行動に振り回され、誰にも頼れずにいる花火の前に現れた早苗は…(公式サイトより)
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皆川が今のような男遊びをするようになったきっかけは高校生の時に友達の好きな子に声をかけられた時、その様子を友達が見ている事に気づいてお似合いの2人がそのまま交際するのがつまらないと感じて特に好みでもないのに相手に気のあるそぶりを見せて、それを見た友人が本心を隠して笑う姿を見て
「こんなふうに搾取される側には死んでも回りたくないってこと」
そして搾取する快感に目覚めて、他人に好意を向けられている男性や彼女持ちの男性を狙うようになった。うん、怖い。相手の事が好きじゃなくても誰かにとって価値のある男性をものにすることが気持ちいいと。
皆川曰く、花火も皆川側の人間であるらしく、そんな彼女が一途に想っているから鐘井に近づいていたからと。先週の笑顔は搾取される花火の顔を想像していたから。花火や麦をクズって言いきれないですけど、彼女はクズって断言できますね。
鐘井は教師になって初めての出勤で出会った皆川に一目惚れ(髪が長いところが母親とダブったみたいだけど、もしかして母の面影を感じて惚れた?)その後職場も同じということで運命を感じた。他のキャラが複雑な想いを抱いて動いているのに対し鐘井だけは蚊帳の外みたいに純粋な想いですね。
花火は鐘井が皆川に告白しているシーンを目撃したことで失恋した事実を突きつけられ、花火を心配した絵鳩と一線を超えてしまいます。
そしてそれがかえって孤独感と後悔に苛まれることに。
「今の私じゃ絶対敵わないなら…変わってみせる。どんなふうにでも」
この決意がどういう風に物語を動かすのか、少し怖いです。